11月16日 発売

　秋葉原でのWindows XPの深夜販売は全般に寒く、Windows XPを購入するお客の数は少なかった。

●The Computer館

　10月26日に新装開店した秋葉原の「The Computer館」のWindows XPを買い求める列は0時のカウントダウン前で40人弱と少なく、店舗の入り口から列の最後尾が見えるほどだった。しかし、報道関係者や業界関係者は多数詰めかけ、車道の半分ほどまで人があふれている状態だった。

壁際にならぶ購入者	車道にあふれる背広姿の関係者

　カウントダウン時にはマイクロソフトをはじめ、ソニー、NEC、富士通、東芝などメーカーの来賓が紹介され、そのたびに各メーカーの関係者と思われる拍手が起こる。顧客向けイベントというよりも、業界内向けのセレモニーという印象を受けるほどだった。

カウントダウンムービー MPEG-1形式、1.3MB	阿多親市社長	カウントダウン直後

　くす玉が割れるとともに販売がはじまり、0時15分過ぎにはマイクロソフトの阿多親市社長が姿を見せ、店内で臨時インタビューが行なわれ「Windows XPは、ブロードバンド時代にふさわしい製品で、来年には全ユーザーの25%には普及するだろうと語った。

　なお価格は、どの店も大差なく、Professional製品版が35,800円、アップグレード版が23,800円、アカデミック版は20,800円、特別アップグレード版が14,800円。Home Edition製品版が29,800円、アップグレード版が12,800円程度となっていた。

●TSUKUMO eX.

　「今夜は商売抜き、お客様に楽しんでいただきます」(九十九電機株式会社 後藤大和氏)というTSUKUMO eX.は、午後10時半から店頭でイベントを開催。内容はTSUKUMO恒例のレースクイーン撮影会、デジタルカメラやビデオカードが当たる抽選会、暖かい缶コーヒーの無料配布など。さらにWindows XP購入者にはオリジナルのWindowsロゴ入りバッグがもれなくもらえるとあって、イベント実施店の中では駅から最も遠い立地にも関わらず、11時過ぎにはレースクイーンやお祭り騒ぎ目当ての人を含め、100人以上を集めた。

　販売にはOEM版の時と同じく、0時前に支払いを済ませ、解禁後にクイックカウンターでWindows XPを受け取る、というシステムが取られていたことも、終電で帰りたい人たちに好評だったようだ。

　0時のカウントダウン時にはイベントステージに100人程度、クイックカウンターに80人程度が並んでいた。

午後11時のTSUKUMO eX.店頭	人垣の向こうにはレースクイーンが	クイックカウンターではXPロボが待機
Windows XP購入者がもらえるバッグ	缶コーヒーを配っていた彼女「200本は配りました!」	クラッカーが配られ、0時に一斉に鳴らした。ステージではスモークが

クイックカウンターにはカウントダウン前から行列ができていた	Windows XPを受け取り、終電目指して駆け出す	TSUKUMO eX.での販売価格

●ソフマップ1号店Chicago

販売開始

　カウントダウンは10秒前から行なわれ、0時と同時にくす玉が割られ、クラッカーが鳴らされるなどそれなりの盛り上がりを見せた。そのあとすぐに抽選会が行なわれた。抽選会の商品は、1等がリムジンによる送迎プラス特製ワイン、2等がAIBO(ラッテ)、3等がゲームボーイアドバンスとなっていた。

10時半過ぎには並ぶ人もまばらで、店員の声ばかりが響く		大量に用意されたWindows XP

カクタソフマップでもリムジンが用意される	特製ワインも用意された

●その他

　石丸電気本店やサトームセンパソコン館PC isLand、ラオックスデジタル館など多くの店が深夜販売を行なったが、0時まで列はほとんどできず、販売開始後にちらほらと客が入場する程度と、ややさみしいスタートとなった。

石丸電気本店	石丸電気は特設抽選会場を設置。なぜかAIBOを商品にする店が多かった	ラオックスデジタル館

ぷらっとほーむではTurbolinux 7 Workstationを6､980円で販売。XPとの比較表も用意されていた	ぷらっとほーむでは、キューブ型ベアボーンCF-7989を28,800円で販売するなど特価セールを開催。とぶように売れていた
俺コンハウス	ラオックスデジタル館ではXPの発売と同時にYahoo! Cafeがオープン

(2001月11月16日)

[Reported by PC Watch編集部]