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NEW PRODUCTS TESTREPORT |
コンパックコンピュータ | ||
Evo Notebook N400c P700/12X/128/20/C/NW | ||
マルチポートで無線LAN/Bluetoothにも対応するモバイルノート | ||
TEXT:片山哲也 Tetsuya Katayama |
19mmのキーピッチを持つキーボード。B5ファイルサイズのマシンとしてはトップクラスの広さだ |
Evo Notebookのラインナップは、A4スリムノートのN150とB5モバイルノートのN400cの二つだが、今回紹介するEvo Notebook N400c P700/12X/128/20/C/NWは、12.1型のTFT液晶ディスプレイを搭載したモデル。重量1.6kg、厚さは22mmと、携帯性に優れる。デザイン的に見ると、Armadaのシンプルなモノトーンのボディから、シルバーをアクセントにしたスタイリッシュなものに変更されている。
CPUは低電圧版モバイルPentium III 700MHzを搭載しており、必要にして十分な処理速度を確保。128MBのメインメモリ、20GBのHDDを標準装備する。搭載されるOSはモデルにより異なり、Windows 98SEモデルと、今回の評価機を含むWindows 2000 Professional/Windows NT Workstation 4.0デュアルインストールモデルが用意されている。
本体背面。サブノートタイプとしてはめずらしく、ビデオ出力端子を備えている |
ビデオチップはATI RAGE Mobility-M1を採用し、8MBのビデオメモリによってデュアルモニタ環境でもフルカラー表示に対応する。なお、外部ディスプレイ接続時には、最大1,600×1,200ドットでフルカラー表示が可能だ。また、外部ディスプレイ出力端子のほかにテレビ出力端子が用意されており、大画面テレビに接続してプレゼンテーションにも利用できるため、ビジネスマンにはうれしいところだ。ディスプレイは、このクラスとしては標準的な12.1型のXGA(1,024×768ドット)対応TFT液晶パネルを搭載する。
ディスプレイ背面部のフタを取り外すと、マルチポートが現われる。端子の形状は異なるが、インターフェースにはUSBを使用している |
キーピッチはデスクトップPCと同等の19mmを確保しており、キーストロークは浅めだが、タッチは良好。ポインティングデバイスはタッチパッドを採用し、カスタマイズ可能なイージーアクセスインターネットボタンを4個装備している。
本体左側面(上)、本体右側面(下)の両方にUSB端子を持つため、外部周辺機器のレイアウトも柔軟に行なえる |
リムーバブルストレージドライブは搭載していないが、オプションのモバイル拡張ユニットには、FDD、CD-ROMドライブが標準添付される上、各種ポートが用意されているのでオフィスなどではデスクトップPCの代用として作業できる。
コンパックのノートPCの新シリーズとしてリリースされたN400cだが、そのサイズと重量はまさに日本人に最適。価格も232,000円と、スペックからすると平均的な設定で、実用的なモバイルノートを求める方に魅力的な1台と言える。
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□コンパックコンピュータのホームページ
http://www.compaq.co.jp/
□製品情報
http://www.compaq.co.jp/products/portables/n400c_index.html
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010522/compaq.htm