インテル、Pentium 4の発表会を開催
来年末にはメインストリームPCの半数がPentium 4に

アナンド・チャンドラシーカ氏

11月21日 開催

1,000個ロット時単価
1.4GHz 70,940円
1.5GHz 90,210円


 インテル株式会社は21日、Pentium 4プロセッサの発表会を行なった。

 会場の左右の壁には多数のPentium 4搭載PCが並び、プレゼンテーションに米Intelアーキテクチャ事業本部副社長兼マーケティング・ディレクタのアナンド・チャンドラシーカ氏が来日するなど、新世代の製品の発表だけに力の入った発表会となった。

 チャンンドラシーカ氏は、Pentium 4がインターネットの未来に向けて開発された製品であり、インターネット上のリッチなコンテンツの処理速度が向上したことを強調した。また、MP3オーディオ、3Dグラフィックス、ビデオのエンコード、3DゲームSmileBit「Gun Varkry」などのデモンストレーションをとりまぜ、これらの処理においてPentium 4で追加されたSSE2命令が有効であることを示した。

 チャンドラシーカ氏は、Pentium 4の立ち上がりは過去最高のペースで行なわれると述べ、2001年第3四半期に2GHz到達、第4四半期に0.13μmに移行するというスケジュールを示した。2001年の終わりにはメインストリームPCの50%はPentium 4ベースになるという。

 Pentium 4の国内での1,000個ロット時単価は1.4GHzが70,940円、1.5GHzが90,210円。また、Intel 850チップセットの1,000個ロット時単価は75ドルと質疑応答で明らかにされた。

 そのほか、Pentium 4のエンドユーザー向けボックス製品にはRDRAMが同梱されているのと同様に、PCメーカーへのOEMにあたってもRDRAMの提供プログラムがあるとされている件については、「ここでは明らかにできない」として解答しなかった。なお、Pentium 4の登場以後も、Pentium IIIの開発は続けられており、改めて1GHzを越えるクロックのPentium IIIを出荷する計画があると言及した。

 なお、会場で展示されていたPentium 4搭載PCについては関連記事を参照されたい。

Pentium III(右)と同じ処理を行なって速度を比較 CPUとマザーボードのパッケージを持つチャンドラシーカ氏 SmileBit「Gun Varkry」デモ 【MPEG-1】


□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2000/001121.htm
□関連記事
【11月21日】米Intel、Pentium 4正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001121/intel.htm
【11月21日】発表会場に並んだPentium 4搭載PC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001121/intel.htm

(2000年11月21日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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