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前回のレポートで紹介したIntel 850やAMD-760以外でも、さまざまな新型チップセットを搭載したマザーボードが登場している。今回はそれらを中心に、前回のレポートで拾いきれなかったメーカーの製品も含めて紹介する。
●徐々に盛り上がりを見せるDDR SDRAM
各マザーボードメーカーのブースで数多く目にするのが、DDR SDRAM対応チップセットを搭載した製品。特にVIAのSocket 370/Slot 1用のDDR対応チップセットApollo Pro266はほとんどのメーカーで搭載製品を出品しており、展示された製品数の多さでは群を抜いていた。同じくSocket 370/Slot 1用としてはALi製のAlladin Pro 5もあり、こちらは搭載製品がALiのブースにおいて展示されていた。また、Athlon/Duron用のDDR対応チップセットとしては、前回のレポートで紹介したAMD-760やALi MAGiK 1を採用した製品の他、VIA Apollo KT266搭載のGIGABYTE GA-7TXなどを見ることが出来た。
各チップセットとも搭載した製品の展示だけでなく実際にシステムとして動作させており、中でもApollo Pro266はVIAのブースを始め、MSIやCHAINTECH、GIGABYTEなど多くのメーカーでデモが行なわれている。メモリメーカーのブースでもDDR SDRAMを大きくアピールするところが多く、DDRの勢いを感じさせるものとなっていた。
また、AcerグループのApacerではALi MAGiK 1を搭載したIwill KA266-Rを使用したデモを行なっており、TwinMOSのブースでは早くもDDR SO-DIMMの展示が行なわれている。
●815EP搭載マザーボードも登場
Intelから発表されたばかりの、Intel 815Eから内蔵グラフィックコアを削除したIntel 815EPを搭載したマザーボードも多数登場している。メジャーベンダーの製品だけでもGIGABYTEのGA-7OXとGA-7OXE、AbitのSA6PRなどが展示されていた。発表から間もないためか会場での注目度は今一つだが、各メーカーのブースでもこのチップセットをアピールするためにIntelの製品情報パンフレットがが配られていた。
815EP搭載のGIGABYTEのGA-7OXE | GIGABYTEのGA-7OX。GA-7OXEとの違いはPCIの本数やサウンド機能の有無など | AbitのSA6PRはHighPointのIDE RAIDがオンボード |
□COMDEX/Fall 2000のホームページ(英文)
http://www.key3media.com/comdex/fall2000/
(2000年11月15日)
[Reported by aoyama@impress.co.jp]