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今回のCOMDEXでは多くのマザーボードベンダーが参加しており、AMDのAthlon/Duron向けの新チップセットAMD-760や、間もなく発表されるというPentium 4向けのi850チップセットを搭載した製品の展示が相次いでいる。今回は、会場の一つSands Expo and Convention Centerにブースを構えているメーカーを中心にマザーボードのレポートをお届けする。
●未発表のIntel 850が堂々デモ中
GIGABYTEのGA-8TXとPentium 4 1.5GHzによるデモ | MSIの850 ProとPentium 4によるデモ |
Intelの新型CPU Pentium 4をサポートするチップセットIntel 850を搭載したマザーボードの公開が始まっている。GIGABYTEやMSIはマザーボードを展示するだけでなく、ブースの正面にデモマシンを設置して実際にPentium 4を搭載してデモンストレーションを行っている。各メーカーによると、Intel より正式に発表され次第、出荷できる準備が整っているという。
また、マザーボードメーカーのブース以外でもIntel自身が「Penium 4 Processor Software Pavilion」を設置しており、Pentium 4に最適化されたアプリケーションを実機で試すことが出来るようになっている。
GIGABYTE GA-8TX | MSI 850 Pro | AOpenの850マザーボード |
●AMD-760をはじめとするAthlon用マザーが盛り沢山
GIGABYTEのGA-7DXとFSB266MHz版のAthlon 1.2GHzによるデモ | MSIのK7 Master-Sによるデモ |
今回のCOMDEXでは、Athlon/Duron向けの新型チップセットを搭載したマザーボードが数多く出品されている。AMDからすでに発表されているAMD-760搭載マザーボードは多くのメーカーのブースで展示されており、中でもGIGABYTEのブースではGA-7DXを、Micro-Star International(MSI)はK7 Master-Sを実際に動作させてアピールしていた。ともにOEM向けの出荷はすでに開始しているとのことで、DIY市場向けの出荷は12月になるという。
なお、GIGABYTEのブースでデモを行っていたGA-7DXは、デモマシンで稼働中の物と壁に展示されていた物でノースブリッジにファンのあるなしという違いがあるが、ブースの説明員によると出荷されるバージョンはファンの付いたものになるという。
またAMD-760ではないが、MSIとDFIのブースにはVIA Apollo KT133のFSB266MHz対応版となる、VIA Apollo KT133Aチップセットを採用したマザーボードを展示していた。メモリはPC133 SDRAMまでの対応となるが、ローコストでFSB 133MHz版のAthlonを使用できるという。
●ALiのブースではALi MAGiK 1マザーが勢揃い
マザーボードメーカーではないが、ALiのブースではDDR SDRAM対応チップセットALi MAGiK 1(M1651とM1535D+)を搭載した各社のマザーボードを展示していた。6月に開催されたCOMPUTEX Taipeiでも展示されたIWILLや、今回単独で出店しているMSIやGIGABYTEなど以外にも、ASUSやEPOX、Transcendなどの数多くのマザーボードが展示されていた。展示されている製品はほとんどが開発中のサンプルとのことだが、早い物は12月から出荷が開始されるという。
MSI MS-6375 | SOYO K7ACA-R | ASUSTek A7A266 | Transcend TS-ALR4 |
EPOX EP-8LKA | IWILL KA266-R | CHAINTECH A7A266 | GIGABYTE GA-7AM |
□COMDEX/Fall 2000のホームページ(英文)
http://www.key3media.com/comdex/fall2000/
(2000年11月14日)
[Reported by aoyama@impress.co.jp]