Click

写真で見る「21世紀夢の技術展(ゆめテク)」
AIBOプロトタイプからセガの「net@TERMINAL」まで

会期:7月21日~8月6日
10:00~19:00(日~木)、21:00(金~土)

会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)

入場料:前売り1,000円(フルタイム券)、当日1,500円(フルタイム券)、当日500円(17時以降入場)、中学生以下無料


 IT技術のみならず各分野の最新技術を集めたイベント「21世紀夢の技術展(ゆめテク)」が8月6日まで東京ビッグサイトで開催中だ。今回はその見所を、写真を中心にお伝えしたい。


■最新の製品が展示された情報・通信ゾーン

 PC関連メーカーの出展は「情報・通信ゾーン」に集中している。各社とも新製品やモックの展示を行なっている。

マイクロソフトブースに展示されている、最新のCASSIOPEIA。出展されているものはOSが英語版で、海外で発売されたばかりのもの。日本に存在する台数は少なく、その中の5台がここに出展中という。日本では9月頃の発売を予定している。写真はボディがレッドだが、このほかにも黄色や緑のものがある キヤノンブースにはIXY DVが展示されている。また、パナソニックブースではつい先日発表されたばかりの音楽再生もできるSD/MMC両対応DVカメラ「NV-C7」が展示されている NECブースで行なわれた、ショウ仕立てのデモンストレーション。子役による近未来の学校紹介で、近未来には教科書やノートが必要なくなるという内容。子役がステージで学校の机に座り、「机をご覧下さい」と言うと、来場者の机も同内容を表示する仕組みだ



■ソニーブースでAIBOと遊ぼう

 ソニーはAIBOを中心に展開。先日発表されたばかりのPostPet Kidsも出展されていた。

ソニーブースではAIBOとふれあい、遊ぶことができるほか、申し込めばAIBOの診察を行なってくれる「AIBOクリニック」コーナーも用意されている AIBOのプロトタイプもいくつか展示されている。やっぱり今のほうがカワイイ 18日に発表された子供向けPostPet「PostPet Kids」に関する体験コーナーも設けられている




■IBMブースではmicrodrive 1GBをチェック

 IBMブースではハードからソフトまで幅広く展示されているが、中でも注目なのは1GBのmicrodriveだろう。

'80年のIBM3380用の磁気ディスクとmicrodriveを比べてみたところ。その違いは一目瞭然というか、技術の進歩に驚かされる 1GB版microdriveの分解写真。このほか、スケルトン版も用意されており、ヘッドの動きなどを確認することができる ウェアラブルPCも出展されている。ヘッドセットから覗き、実際に操作することができる。解像度は640×480。Windowsだが、処理速度がかなり遅く少々いらつく


■セガのnet@TERMINALはインターフェイスが面白い

 セガ・エンタープライゼスのブースでは1Gbpsクラスの光ファイバー回線を接続したエンターテイメント端末「net@TERMINAL」を大量に展示。実際に映像やゲームを楽しめる。

画面はタッチセンサーになっており、画面を直接操作することになる。フレームのように画面の周りにビッシリ並んでいるのがコンテンツで、ここを指でなぞるとタイトルが拡大する。この動きがなかなか面白い。選択した映像は中央部分に表示されるほか、そこをさわれば全画面拡大することもできる 決済用の専用ICカードを挿入したとたん出現したメッセージ画面。USBに関するエラーメッセージだが、特に問題なく起動。インターフェイスは斬新でカッコイイが、実はWindowsベースで制作されていることがわかる
IDカードは画面下(向かって右側)にある挿入口に挿入する。ICカード挿入口とは反対側(左側)にはボリュームが設置されている 端末の設置されている机の引き出しにはDreamcast用コントローラや、ヘッドフォン、キーボードなどが入れてある


■パナソニックブースでは、生活に密着したインターネット製品を出展

 パナソニックブースではSDメモリカードを利用した簡単なゲームコーナー(あちこちに設置されているSDメモリカードアダプタにカードを差し込み昆虫のデータを集めるというもの)なども用意されている。

DVD-RAM搭載のデジタルホームライブラリ。側面から中の構造が見える 液晶画面に料理の完成映像などが表示される電子レンジ。インターネットに接続しているだけでなくレシピなどをSDカードに記録することもできる 冷蔵庫もインターネットに接続されており、庫内の材料などから今日のレシピを表示させることもできる。このほかにもカメラのついたエアコンなども展示されている


■あちらこちらでロボットを見かけることができる

 いま、流行のロボットをあちらこちらのブースで見かけることができる。

NECが開発中のロボットを展示。ブースの前面に設置されたステージで時々ショウを開催している IBMブースに展示されているロボット。人間の感情を考えながら話すロボットでViaVoiceの技術が応用されている


□ゆめテクのホームページ
http://www.nikkei.co.jp/events/yumetech/
□関連記事
【7月21日】様々な最新技術が一堂に会した「21世紀夢の技術展」開幕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000721/yume.htm

(2000年7月24日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp