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ドワンゴとフロム・ソフトウェアがネットワークゲーム開発会社を設立

6月29日 発表

フロム・ソフトウェアは、プレイステーション2のi.Linkケーブルを使った「ARMORED CORE 2」の通信対戦モードを東京ゲームショウ2000春で公開。これまでから通信対戦ゲームへの取り組みは続けていた(写真:矢作晃)
 株式会社フロム・ソフトウェア株式会社ドワンゴは、ネットワーク対応ゲームの開発を行なうための新会社「株式会社フロム・ネットワークス」を設立すると発表した。資本金は1億円で両社の設立比率は50%ずつ。設立予定日は6月30日で、代表取締役社長にはフロム・ソフトウェアの社長を務める神直利氏が就任する。

 フロム・ネットワークスでは、パソコンおよびコンシューマゲーム機を対象としたMassive Multi Playerタイプのゲームコンテンツの開発や、ゲームネットワークシステムのネットワーク事業者へのライセンス供与、販売を行なう。
 Massive Multi Playerタイプのゲームはウルティマオンラインのように多人数のプレーヤーが専用サーバーに同時にアクセスしゲームの仮想空間を舞台に遊ぶもので、これまでサーバーの負荷問題や安定性などの問題から多くは制作されてこなかった。ただ、セガ・エンタープライゼスが2000年末に「ファンタシースター オンライン(Dreamcast)」のリリースを予定しており、スクウェアは2001年夏の完成に向けて「FINAL FANTASY XI~online another world(プレイステーション2)」を制作中だ。Massive Multi Playerタイプの大作ゲームが控えていることから、ゲーム業界のトレンドがMassive Multi Playerタイプへと向かっていることは確かなようだ。

 フロム・ソフトウェアはこの夏に発売を予定している「アーマード・コア2(プレイステーション2)」にi.Linkを使った通信対戦モードを搭載するなど、これまでから通信対戦ゲームなどの開発に前向きな姿勢で取り組んでいた。

□フロム・ソフトウェアのホームページ
(6月29日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.fromsoftware.co.jp/
□ドワンゴのホームページ
(6月29日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.dwango.co.jp/

(2000年6月29日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]

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