社団法人 日本電子工業振興協会(JEIDA)は18日、平成11年度のPCカードの出荷実績を発表した。PCカードの総出荷枚数は521万枚(対前年比14%増)に留まったのに対し、CFやスマートメディアなどを代表とするスモールカードは1,361万枚(同218%増)と大幅な伸びを示した。
スモールカードの伸びはデジタルカメラの普及に伴うものとみられる。なお、スモールカードがPCカードの出荷数量(規格非準拠品を含む)を上回ったのは初。また、スモールカードのPCカードスロット用アダプタも急増しており、前年の10倍以上の約49万枚が出荷されている。JEIDAではスモールカードの成長は来年度も続き、3,200万枚(同135%増)の出荷を予想している。
PCカード製品では、スモールカード用アダプタ、IEEE-1394インターフェイスなどの新需要により数量は拡大したものの、製品単価の下落から金額ベースでは約302億円(対前年比17%減)に減少した。出荷数量が伸びた分野は、CardBus対応のLAN、携帯電話接続用カードなど、減少した分野はSRAMカード、16bit LANカード、モデム/LANのマルチファンクションカードなど。
出典:JEIDA |
□JEIDAのホームページ
http://www.jeida.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.jeida.or.jp/japanese/statistics/pccard/h11/index.html
(2000年5月23日)
[Reported by date@impress.co.jp]