今回、ベータ版試作機ながらも、実際に撮影する機会を得たので、早速、実写データをお届けしよう。画質はきわめて良好で、見栄えのするきれいな仕上がりだ。解像度の高さもさることながら、色再現性がよく、階調(グラデーション)も滑らかなため、VGA以下のサムネール程度の画像でも、その美しさを十分に堪能できる。実質的な解像度は、ほぼ同サイズの274万画素CCDを搭載した「ニコン D1」を上回るレベルといえる。
また、実効感度がISO320以上あり、通常はISO400でも十分実用になる。この感度は「ニコン D1」の2倍、昨日発表された「キヤノン EOS D30」の4倍もあり、使い勝手も上々だ。
これほどの画質を備えた本格派デジタル一眼レフながらも、375,000円というプライス。まさに、コストパフォーマンスにすぐれた本格派モデルといえる。
なお、今回はオリジナルデータがあまりに大きなため、画像が把握しやすいようにサムネールが2段階になっています。サムネールをクリックすると640×424ピクセルのやや大きいサムネールが表示されます。実写データをご覧になる場合はさらにクリックしてください。
■屋外撮影
■屋内撮影
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000518/fujifilm.htm
(2000年5月18日)
■注意■
[Reported by 山田久美夫]