5月16日 発表
株式会社メルコは、2000年3月期の決算を発表した。売上高は前期比20.1%増の794億2,400万円、経常利益は139.7%増の34億7,300万円、純利益は同452.8%増の18億6,800万円となった。
同社では、従来の屋台骨だったメモリ事業が台湾地震などによるDRAM価格の乱高下が影響し、前年を下回ったものの、無線LANやスイッチングハブなどのネットワーク事業、IEEE-1394やUSB対応製品などのストレージ事業が大きく伸びた、と好決算の理由を説明している。
これにより従来のメモリ中心の事業から、メモリ、ストレージ、ネットワークの3本柱が確立し、収益安定度が増したとしている。
同社では、来期の事業展開について
・ネットワーク事業のさらなる拡大
・WEBビジネスへの取り組み強化
・在庫補償の大幅削減を目的とした流通在庫管理体制の確立
・為替リスクの回避体制の強化
・海外子会社のリストラの完遂と事業基盤の強化
をあげ、さらなる収益の拡大を目指すとしている。
来期の売上高は、当期比25.9%増の、1,000億円、経常利益を55.5%増の54億円、純利益55.2%増の29億円と見込んでいる。
□メルコのホームページ
http://www.melcoinc.co.jp
□決算短信
http://www.melcoinc.co.jp/guidance/6/a001.html
(2000年5月17日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]