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　キヤノン株式会社とキヤノン販売株式会社は、「IXY」の名前を冠したクレジットカードサイズの200万画素デジタルカメラ「IXY DIGITAL」（イクシ デジタル）を5月26日から74,800円で発売する。

　キヤノン株式会社の御手洗代表取締役社長は発表会場で、「マラソンに例えるなら、年内に業界シェアの第2グループを抜け出してトップグループに入り、2001年にはトップランナーとしていきたい」と新製品にかける意気込みを語った。

　「IXY DIGITAL」は、同社のAPSコンパクトカメラ「IXY」のボディデザインを継承した光学2倍ズームを備えたコンパクトデジタルカメラ。レンズ沈胴時に1円玉サイズ（直系20mm）に収まる超小型2倍ズームレンズ、薄型LCDユニットや、小型の専用リチウムイオンバッテリなどにより、小型化が可能になったという。本体サイズは87×26.9×57mm（幅×奥行き×高さ）、銀塩のAPSコンパクトカメラ「IXY 320」（87×24.5×57mm、190g）より2mm厚いほかは、同じサイズ。重さは約190g（本体のみ）。

手前からIXY DIGITAL、IXY 320、PowerShot S10	左からIXY DIGITAL、IXY 320、PowerShot S10。IXY 320とほぼ同じ大きさだという事がわかる	左からPowerShot S10、IXY DIGITAL、IXY 320。本体前面のデザインは3機種とも似ている

　CCDには1/2.7インチ211万画素CCDを搭載し、光学2倍ズーム（F2.8～4.0、35mm換算：35～70mm）と2/4倍のデジタルズームを備える。撮影画像サイズは、1,600×1,200ピクセル（スーパーファイン／ファイン）および640×480ピクセル（ファイン）。記録メディアはコンパクトフラッシュ（Type1）で、8MBが付属する。

　デジタル信号処理IC「映像エンジン」とバッファにより、レリーズタイムラグ約0.05秒、撮影間隔約1.7秒、連写約2枚／秒を達成した（液晶モニターOFF時）。また、同社のコンパクトカメラで採用している3点測距AiAFを搭載し、画面の3カ所を測距して主被写体をカメラが自動的に判断してピントをあわせる機能を持つ。

発表会場には、IXY DIGITALの分解モデルや、本体のカットモデル、レンズ部のカットモデルなどが展示された

　バッテリは専用形状の充電式リチウムイオンバッテリが採用された。バッテリ駆動時の撮影可能枚数は、液晶モニタOFFで約270枚、液晶モニタONで約85枚としている。PCとの接続には専用形状のUSBインターフェイスを搭載し、別売りのパソコン接続キット（9,000円）が用意される。そのほか別売りでACアダプタキット（7,500円）、ソフトケース（2,500円）、JIS7等級の防水機能を備えたオールウェザーケース（19,800円）などのアクセサリも用意される。

バッテリは専用、メディアはCF Type1を使用する	JIS7等級の防水機能を備えたオールウェザーケース	別売りのACアダプタキット

□キヤノンのホームページ
http://www.canon.co.jp/
□キヤノン販売のホームページ
http://www.canon-sales.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2000-05/pr_ixyd.html
□製品情報
http://www.canon-sales.co.jp/ixy-d/flash/ixy.html
□関連記事
【5月17日】キヤノン、EFレンズが使用できる本格一眼レフデジタルカメラ「EOS D30」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000517/canon2.htm

(2000年5月17日)

[Reported by taira@impress.co.jp]