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松下とQuantum、MPEG-2記録/再生に特化したHDDを開発

4月25日 発表



 松下電器産業株式会社は、IEEE-1394インターフェイスを搭載、MPEG-2記録/再生に特化したHDD「AVHDD」を、松下寿電子工業、米Quantumと共同で開発したことを発表した。同社では、このHDDを2000年後半よりAV製品に搭載していく予定だという。

 AVHDDは、MPEG-2トランスポートストリーム(デジタル放送などで使用されるデータ転送形式)の記録/再生に最適化したHDD。具体的には、記録再生単位の最適化などの、ストリーム制御技術を搭載し、放送中の番組の「追っかけ再生」や、「一時停止」、「インスタントリプレイ」などの機能が実現できるようになる。また、ストリームの内容を自動的に認識し、時間管理情報を制御する機能をHDDに搭載することで、可変速ノイズレス特殊再生(早送り、巻き戻し再生など)が可能となる。さらに、AVHDD用の、IEEE-1394インターフェイス拡張ディスクコマンドに対応することで、目次機能や、それによる瞬時の頭出しも可能となるという。

 今回開発されたAVHDDのディスク径は3.5インチ、容量は30.2GB(HD約2.5時間、SD約15時間)。なお、製品化時には、IEEE-1394DTCPなどの著作権保護技術を搭載予定としている。

AVHDD裏面
AVHDD用LSI

□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn000425-1/jn000425-1.html

(2000年4月26日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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