インテル株式会社は、0.18μmプロセスを使用したフラッシュメモリ素子を9月より量産出荷する。当初出荷されるのは32Mbitの製品で、1万個ロット時の単価は1,800円。
今回発表されたのはNOR型の「Advanced+ Boot Blockフラッシュメモリ」と呼ばれる製品で、携帯電話、PDAなどの携帯機器の主要部品として使われる。Intelによれば、フラッシュメモリの0.18μm化は同社初で、他メーカーよりも1年程度先行しているという。0.18μm化することにより、従来の0.25μm製品に比べ約3割チップ面積が縮小される。
0.18μmのラインは、研究施設を兼ねるサンタクララ(D2)で立ち上げ、ポートランド(Fab 15)、コロラドスプリングス(Fab 23)、アルバカーキ(Fab 11)へと順次ラインをコピーしていき立ち上げを行なう。なお、アルバカーキのFabは、Rockwellから取得したもの。インテル全体では、7つの工場でフラッシュメモリを製造しており、残りの工場は多値技術を用いた製品などの0.25μmラインを維持する。
フラッシュメモリに対する需要は、携帯電話の台数の増加とインターネット接続などの高機能化によって強まっており、大容量化への圧力と品不足の状態が続いている。
需要は急速に立ち上がっている | ほぼ四半期ごとに0.18μmラインを立ち上げる | 0.18μm化にむけて数年間に2億ドルの投資を行なう。 2002年には0.13μm化も |
□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2000/000424b.htm
(2000年4月24日)
[Reported by date@impress.co.jp]