Click


2000年第1四半期のパソコン出荷台数は、前年同期比15%増の2,998万台

4月24日 発表


 日本ガートナーグループ株式会社のデータクエスト部門は、2000年第1四半期の世界のパソコン出荷台数が前年同期比15%の2,998万台と発表した。当初の予測通り、ラテンアメリカ、アジア、日本市場は好調だったが、米国と欧州市場の不振によるとしている。

 米国市場の不振の要因としては、Y2K問題で買い控えていた層からの反発需要が期待ほど大きくなかったことを挙げている。また、長期的には企業市場で飽和化が進んでおり、今後のパソコン産業の課題になるとしている。

 アジア・パシフィック地域は、経済の復興が順調で、世界市場の成長に貢献した。日本は当初の予測の29%を越える伸びを示したほか、ラテンアメリカ市場でも前年同期比25%増とされている。なお西ヨーロッパは、最新の予測では1桁台後半の伸び率にとどまるとしている。

 ベンダー別の動向としては、COMPAQが前年同期比11.4%増の12.5%でシェア1位を維持している。DELLは29.3%増と市場全体の成長率を上回り、米国市場ではCOMPAQを上回りシェア1位を維持した。HPは世界市場、米国市場ともに3位となっている。IBMは、前年同期比15.7%減、米国市場では41.9%減となった。米国市場での不振は、小売市場からのデスクトップ撤退による影響としている。

□日本ガートナーグループのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース(英文)
http://www.gartner.co.jp/news/2000/271.html

(2000年4月24日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp