4月18日 (現地時間)発表
米AMDは18日(現地時間)、ノートPC用Socket 7プロセッサ「モバイルK6-III+」と「モバイルK6-2+」の出荷を開始した。両モデルともに0.18μmプロセスでオースチンのFab 25で製造される。コア電圧は2.0V、FSBは100MHzまでサポートし、エンハンスト3DNow!に対応する。
モバイルK6-III+のクロック周波数は、500/475/450MHzの3種類。デスクトップ向けK6-IIIは、450MHzまでとなっており、500MHzはK6-IIIシリーズの中で最速となる。キャッシュは、内部クロックと等速の256KBの2次キャッシュを内蔵し、最大1MBの3次キャッシュを外部に接続できる。
モバイルK6-2+は、低価格ノート向けのCPUと位置付けられており、K6-III+と同じく500/475/450MHzが用意される。キャッシュはオンチップに128KBの2次キャッシュが搭載される。
両モデルとも新たにAMDが開発したノートPC用の省電力技術「PowerNow!」を搭載。クロック周波数と電圧を制御し、AC電源駆動時には、標準電圧で最高クロック周波数動作、バッテリ駆動時にはクロック周波数と電圧を落として動作する。また、ユーザーが独自にクロック等を設定することも可能になる見込み。
PowerNow!は、システム、BIOS側のサポートが必要となるため、AMDは、Phoenix Technologiesなどと協力し、PowerNow!をフルサポートした製品を今年後半に出荷する。
【1,000個ロット時単価】
K6-III+ | K6-2+ | |
---|---|---|
500MHz | 184ドル | 112ドル |
475MHz | 162ドル | 98ドル |
450MHz | 140ドル | 85ドル |
□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/news/prodpr/20083.html
(2000年4月19日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]