DVD規格の主要策定会社10社が14日、共同で「DVDフォーマット ロゴ ライセンシング株式会社(通称:DVD FLLC)」を設立した。出資企業は株式会社東芝、株式会社日立製作所、Koninklijke Philips Electronics N.V.、松下電器産業株式会社、三菱電機株式会社、日本ビクター株式会社、パイオニア株式会社、ソニー株式会社、THOMSON multimedia S.A.、Time Warner。
DVD FLLCの資本金は6,000万円で、出資比率は各社とも10%、代表取締役には東芝の稲林 誠氏が就任する。なお、DVD FLLCでは、なるべく早いうちにWebページを開設するとしている。
今までDVDは、暫定エージェントに東芝が任命されており、ライセンス業務を行なってきたが、市場の拡大が今後期待されることからライセンス会社の設立が検討されていた。今回主要10社が合意に達したことで、共同で新会社が設立されることになった。
DVD FLLCの設立目的は、DVD関連製品の製造・販売を行なう業者に対し、DVD規格情報およびロゴの使用許諾を行ない、健全な市場の拡大・発展を図ること。対象となるのは、DVDプレーヤー、DVDドライブ、DVDデコーダ、DVDディスク、およびその関連製品で、これらの製品にDVDロゴを付けるためにはライセンスが必須となる。同社では、すでにその主旨に賛同する多数の主要企業と、ライセンス契約の締結を進めているとしている。
なお、ロゴのデザインについては、現在使用されているものと同じデザインが使用される。
【事業内容】
□ニュースリリース(東芝)
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2000_04/pr_j1401.htm
(2000年4月14日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]