4月13日 発表

　ソニー株式会社は、小型のメディア部と、カートリッジ部に分割できる“メモリースティックDuo（仮称）”を開発、基本仕様を策定した。このメモリースティックDuoを採用した製品の登場は、2001年早期という。

　メモリースティックDuoは、着脱可能な小型のメディア部（20×31×1.6mm)とカートリッジ部で構成される。この小型化されたメディア部は、携帯電話、PDAなどの小型端末向けの展開が見込まれ、従来のメモリースティックとの互換性は維持される。

　また、メモリースティックの形状／端子／基本仕様を利用し、記録メディア用途以外のアプリケーション展開を可能にする、インターフェイスの拡張フォーマットも策定された。これにより、メモリースティックスロットの形状に合わせたLANカードやモデムなどの通信ユニットや、CCDカメラやGPSユニットなどを開発できるようになるという。また、今夏をめどに位置情報の交換用フォーマットの策定もすすめられる。

記憶容量	32/64MB
コネクターピン数	10ピン
インターフェース	シリアルインターフェイス
転送クロック	最大20MHz
書き込み速度	最大2MB／秒
読み込み速度	最大2.45MB／秒
電源電圧	2.7～3.6V
外形寸法 （幅×長さ×厚さ）	21.5×50×2.8mm（カートリッジ装着時） 20×31×1.6mm（カートリッジ取り外し時）
質量	約4g（カートリッジ装着時） 約2g（カートリッジ取り外し時）

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp
□ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200004/00-020/
□関連記事
鈴木直美の先週のキーワード「メモリースティック」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990218/key65.htm#Memory_Stick

(2000年4月13日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]