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東京ゲームショウ2000春会場レポート

やじうま編「キレイなおねえさんは好きですか? いぇ~す!」
~ お馴染み! ベストコスチュームコンテスト & 幕張八景 ~

【今回のベストコスチューム】
会期:3月31日~4月2日(31日はビジネスデー)
   10:00~17:00

会場:幕張メッセ 1ホール~8ホール
 


■エントリー9社はちょっとさびしいぞー

 ビジネスデー恒例の「ベストコスチューム in TOKYO GAME SHOW」。ゲームショウ、そしてステージイベントの華といえばやはりこれにつきるでしょう。ビジネスデーは、ほとんどこれを楽しみに出かけていて(誇大表現があります)、レンズまで新調しちゃいました(たまたまです、念のため)。で、開始30分前から最前列を確保してのぞんだというのに、今回のエントリーはたったの“9社”。前回の14社からさらに減ってしまった……。ちょっと悲しすぎるかも……。もしかして、これはゲームショウの危機ってヤツじゃないでしょーか? まぁ、イベント時間の関係などから、都合がつかなかったケースもいくらかあったようですが、出展各社のみなさん、次回はぜひよろしくお願いいたします。

 さらに、今回はイベント用のステージがメッセの第七ホールに設置されたこともあって、ブースを巡る途中でたまたまとおりかかるような場所ではないため、観衆もやや少な目という結果に。逆にいえば、きちんと目的意識をもってきている観衆が多く集まったわけですから(笑)、盛り上がりというか熱気に欠けるところはなかったのが、せめてもの救い。

 審査員にはいつもどおり、電撃7誌を統括する塚田正晃編集部長と、CESA事務局から白石恭一氏、さらに今回の特別審査員として、タレントの永井流奈さんが登場。ミニスカポリス7代目リーダーであるとともに、バンダイの「FINALLAP」のイメージギャルも務めています。今回は、このFINALLAPのコスチュームで参加していました。審査はいつもどおりファッションショー形式のウォーキングからスタート。その後、エントリー各社別に審査員からの質疑応答に加え、客席からは気に入ったエントリーに対してあらかじめ用意された赤い紙を掲げる形式で、審査が進みます。

 今回、コスプレ系のコスチュームでエントリーしたのは、「コスパ」だけ。こうなると少々浮いた気がしないでもありません。ちなみに司会者の方はコスプレ関連の充実を熱望しておられましたが、個人的には“?”ですね。一般公開日の、コスプレ関係の盛り上がり方(下の記事をご参照ください)を見ると、コスプレ系はいっそのこと一般来場者も取り込んで別の催しにしてもいいんじゃないかと思ったりもするわけですが……。

 結果については写真を参照していただくこととして、個人的な意見を述べさせていただきます。今回、エントリーのなかでは「カプコン」に赤い紙を挙げさせていただいております。また、エントリーこそありませんでしたが会場内では「フロム・ソフトウェア」のコスチュームが、すっきりとしていてお気に入りだったりします。いずれも公式に入賞していないため、掲載写真はナシ。ご要望は編集部あてにお寄せください。皆様のご意見が次回の掲載へとつながります。



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【グランプリ】
コナミ
【準グランプリ】
NECインターチャネル
【審査員特別賞】
ナムコ
最多の8人でエントリーしたコナミが見事にグランプリを獲得。ナレーションなどの担当するお仕事別に、4種類のコスチュームがあるのがポイントです。流行のスリーブレスにアームウォーマーの構成をアレンジしたかのような肩出しの衣装を中心に、デザインの豊富さでも観衆の幅広い支持を獲得していました 準グランプリを獲得したNECインターチャネルのコスチュームはいずれもスタンダードなワンピースですが、襟があったりなかったり少しずつデザインが違っています。ブースでお仕事をしているときには、この上にブルーのジャケットを羽織ったスタイルでも活躍中でした ナムコのブースはいつもカワイイ娘が多いのでお気に入りです(あくまで個人的な趣味ですが)。入賞の常連でもあるわけですが、今回は未来的なイメージに挑戦。シンプルなショートパンツも左から見るとミニスカートに見えるという左右非対称のデザイン。ちょっと開いた胸元もなかなかセクシーですね


■「幕張八景」 - ゲームショウではいったい何が起きているのか?

 東京ゲームショウも回を重ねるごとに、ずいぶんとイベントの性格が変化してきたように感じます。もちろん、メーカー各社が家庭用のゲーム機や新作ソフトをデモンストレーションする場であることに変わりはないのですが、一般参加者によるコスプレの増加や、物販エリアの拡大、さらに各社のステージイベントの充実などで、来場者の意識もかなり多様化してきているのでしょう。そんな幕張の様子のほんの一部をご紹介します。

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一般公開日の開場直後、物販コーナーはこんなふうになっています。各社の限定グッズなどを求めて、たいへんな行列。ちなみに、ビジネスデーもこれほどではないとはいえ、開幕直後にダッシュする光景は見ることができます。危ないので会場内は走らないようにしましょう。男の子に激突されて、危うくカメラを落っことしそうになったワタシからもお願いします 一般公開日、第三ホールと第四ホール、そして第六ホールと第七ホールのそれぞれをつなぐオープンスペースは、コスプレの撮影会場となっています。最近はとみに混雑がひどくなってきて、これらのホール間を移動するのが結構しんどくなってきました。せめて通路は確保しておいてほしいと思うので、うまく混雑を緩和するようなゾーニングの工夫はないものでしょうか? 韓国パビリオンの一角で出展されていた、今回最大のバカゲー。遠回しに言う方法が思い浮かばないのでハッキリ言いますが……「浣腸ゲーム」です。七年殺しのような(古いネタでスマン)指先コントローラーで、人形のお尻をズドンとプッシュ。その押し加減で、画面の表情がやわらぎスロットが回る仕組み。開発中の製品だそうですが、ホントに出るの?



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プレイステーション2用をはじめ、8作もの新作タイトルを出展した「サミー」ですが、ゲーム以上に気合いが入っていたのが、特別協賛する『コロシアム2000』関連のステージイベント。31日、1日の両日はラウンドガールの水着オーディションを開催し、2日にはヒクソン・グレイシーと対決するパンクラスの船木誠勝の壮行イベントまで。ステージに使っていたのは本物のリングだそうです PCパビリオンのステージに登場したのは知る人ぞ知る「山賀博之」氏。「ガイナックス」製作のアニメ『王立宇宙軍 -オネアミスの翼-』の監督をされた方です。今回は、コンバットフライトシミュレーターのシナリオ「蒼きウル」の紹介に合わせて、映画版の「蒼きウル」に関する情報も内容のほんの一部とイメージボードを公開。さて完成はいつになるのでしょうか?

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各社のステージイベントはつねにキャラクターものが一番人気。声優さんのトークショーや、主題歌のライブなどは定番です。「バンダイ」のブースでは、石ノ森章太郎キャラクターが集合して大活劇。悪者役で登場したのは、ハチ女にイカデビルと通好み。ビジネスデーにも関わらず、通路にあふれんばかりのギャラリーを集めました 般若の面をつけて打ち鳴らされる『吉光太鼓』と名付けられた和太鼓の豪快な音とともに、ステージに登場するのは般若の面をつけてローブをまとうみなさん。で、ローブを脱いで面をはずしたあとは、一転パラパラを披露するという意表をつく演出の「ナムコ」。ちなみに、吉光は同社の鉄拳シリーズに登場しているキャラクターです 「コナミ」では、21世紀のときめきメモリアルをテーマにステージを開催。リアルタイムシェーディングによるキャラクターの自然な動作や、現在のEVSシステムをさらに発展させユーザーと自然な会話を行なうなど、さまざざな構想と一部のデモを披露。一般公開日には通路まで大きくはみ出すほどに集まったファンを熱狂させました。さらに新作としてドラマシリーズ三部作が、今夏から登場することも発表しています

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□東京ゲームショウ2000春のホームページ
http://www.cesa.or.jp/cesa/tgs/index.html

(2000年4月3日)

[Reported by 矢作 晃]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp