会場:アクシスギャラリー
(東京港区六本木5-17-1 アクシスビル4階)
入場無料
連絡先:アクシス
Tel.03-5572-0800
株式会社アクシスは、ソニーのコンセプトモックアップを通して同社の未来像に迫るとし、「Digital Dreams:コンセプトモックアップに見るソニーデザイン展」を4月3日から9日まで東京都内の展示会場“アクシスギャラリー”で開催する。入場は無料。
会場には平面ブラウン管を使ったテレビ“WEGA”の1/4モックアップ、各種オーディオ製品やWalkmanのコンセプトモデル、さらに海外でのみ発売された製品なども展示されている。
興味深いところでは、'96年に「AVとITの融合」をテーマにデザイン部門から各カンパニーに対し“Tomorrow's Eye”という提案書が配られ、この中にメモリースティックの原点となるコンセプトが織り込まれていた。この時発表された安冨浩氏のコンセプトモックアップを展示。さらにメモリースティックにカメラなどが取り付けられたモックアップなども展示されている。また、コンシューマゲーム機「プレイステーション」のデザインラフやコントローラのモックアップなどの展示も行なわれている。
デザインモックアップが主な展示内容だが、'96年にニューヨークのインタラクションデザイナーと共同でデザインされたGUI「Zooming User Interface」も展示されており、体験することができる。このGUIは「Windowsはオフィスワーク用のインターフェイスでエンターテイメントには適さない」という認識からきており、オブジェクトを選択するとズームアップし、情報が表示されるというもの。
ソニーはデザインに関しては定評があるが、今回の展示会を見ると、その広がりと強さを感じることができる。
(2000年4月3日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]