3月29日(現地時間) 発表
Seagate Technologyは29日(現地時間)、VERITAS Softwareと、Silver Lake Partnersを中心とする投資家グループによって、買収されることを発表した。買収総額は200億ドルに及ぶという。
現在Seagateは全VERITAS株の33%、1億2,800万株を保有しているが、今回の買収によりVERITASは、Seagateの保有する全てのVERITAS株と、SanDisk、Gadzoox Networks、CVC、Dragon Systemsなどの企業の株式などの資産を受けとる。
なお、HDD事業などのSeagate本体は投資家グループが新たに新設する企業が20億ドルの現金で買収し、運営する。取引の完了は2000年の第3四半期を予定しており、この取引によりSeagateの株式は非公開となる。
Seagate株主に対しては、1株あたり77.50ドルが支払われる。支払いの内訳は3月28日の市場価格に従いSeagate株1株あたり0.467株のVERITAS株と、5ドルの現金となる。
今回の買収は、Seagateの持つ株式などの資産はVERITASが、HDD事業本体は投資家グループが引き受けた形になる。全体の買収金額が200億ドルにおよぶにも関わらず、Seagate本体は20億ドルとされており、株式資産への評価の高さと、低利益率のHDD事業への評価の低さが感じられる。
□米Seagate社のホームページ(英文)
http://www.seagate.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.seagate.com/cda/newsinfo/newsroom/releases/article/0,1247,368,00.html
(2000年3月31日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]