価格:88,888円
CX-1を横から見たところ。デジタルカメラ「プリン」に通じるデザイン |
CX-1はドリームキャスト互換の“CX-1エンジン”を搭載している。CX-1エンジンは、CPUにSH4 200MHzを採用し、グラフィックエンジンはPowerVR2、サウンドエンジンは64ch ADPCMと32bit RISC CPUを搭載。GD-ROMドライブを搭載しており、ドリームキャスト用のソフトを使用することができる。
インターフェイスはRFアンテナ端子、ビデオ入力×1、ステレオ音声入力×1、MIDI端子、ステレオ音声出力×1。スピーカーを搭載しているが、ゲームの迫力あるサウンドや音楽ソフトを楽しむ場合を想定し、音声出力を用意したという。MIDI端子を搭載しているため、対応楽器や音源を接続して音楽の作成などを楽しめるが、現在MIDIに対応しているドリームキャスト用のソフトは「お・と・い・れ ドリームキャストシーケンサー(ワカ製作所)」のみとなっている。
33.6Kbpsのモデムを搭載し、同梱されるインターネット接続ソフト「DreamPassport」を使いホームページやEメールなど、インターネットを楽しむことができる。モデムは内蔵されており、バージョンアップすることはできない。
GD-ROMドライブはCX-1の上部にセットされており、フタを少し押し下げることで開きGD-ROMをセットする。テレビの電源を入れると画面には「DIVERS 2000 SERIES CX-1」と表示され、ソフトウェアのロードを行ないゲームが起動する(GD-ROMをセットしない場合、設定画面が表示される)。ゲームなどCX-1エンジンの起動中は、音声のボリュームレベルに合わせ本体サイドのトランスルーセント部分に内蔵されたLEDが発光する仕組みとなっている。
テレビとCX-1モードの切り替えはリモコンで切り替えることができる。また、RPGゲームなど長時間ゲームを楽しんでいる合間にテレビを楽しみたい場合を想定し、CX-1モードを起動したままテレビを楽しむことが可能。このほかにも、テレビ画面でホームページ情報などを見た時フォントが滲んで見える場合があるが、コントラストを強調しフォントを見えやすくするスイッチも搭載している。
CX-1はこれまでのテレビにない特徴的なデザインだが、'99年末に発売された日立マクセルのUSBカメラ「コンパクトアイ・プリンM1」のデザインを行なった株式会社青山プランニングアーツが担当している。デザインのコンセプトは、「'70年代に考案された“2000年のテレビ”」をイメージしたもので、レトロフューチャーな感覚に溢れたものとなっている。ブラウン管も現在フラットタイプのものが主流だが、デザインを優先し丸いものを選択したという。
□フジテレビのホームページ
http://www.fujitv.co.jp/jp
□製品情報(フジテレビ番組「CX NUDE EX」内情報コーナー)
http://www.fujitv.co.jp/jp/event/others/main.html#cx1
□製品情報(先行予約)
http://www.d-max.net/shop/baz/baz004.html
(2000年3月22日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]