3月3日 発表
日本ガートナーグループ株式会社のデータクエスト部門は、'99年のプリンタ市場調査を発表した。
プリンタ市場全体では、台数で前年比44.6%増の686万5,000台、金額ベースで同22.7%増の4,738億4,000万円の大幅増となった。同社では、この増加の理由を企業の情報化投資の回復や、PC、デジタルカメラの売れ行きが好調だったためと分析している。
特にカラーページプリンタとインクジェットプリンタの売れ行きが好調で、カラーページプリンタは前年比96.7%増の9万9,000台、金額ベースで同77.4%増の444億5,000万円となった。ベンダー数が15以上に増え、各ベンダによる積極的な市場開拓、価格競争により、一般オフィスに浸透したため、と同社では増加理由を説明している。ただし、市場全体から見ると台数ベースで1.4%にすぎず、まだ普及は始まったばかりといえる。
また、個人ユーザー向けのインクジェットプリンタも大幅に伸び、台数ベースで前年比51.4%増の507万8,000台となり、金額ベースでは34.9%増の1,626億2,000万円となった。
'99年プリンタ市場(台数) |
'99年プリンタ市場(金額) |
'99年インクジェットプリンタ市場(金額) |
□日本ガートナーグループのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/news/2000/259.html
(2000年3月6日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]