ソニー株式会社は、米Texas Instruments(TI)と、メモリースティックの普及促進に向けて技術協力することを、独ハノーバーで開催中のCeBIT会場で発表した。
ソニーはTIに対し著作権保護技術「MagicGate」と音声圧縮技術「ATRAC3」を提供。TIはメモリースティック対応機器向けのLSIを開発し提供する。TIは携帯電話用のDSPで大きなシェアを持っており、今回の提携により携帯電話やモバイル機器などへのメモリースティック対応が進む可能性が高い。
また、ソニーはメモリースティックのハードウェア/デバイスライセンスを新たに19社と結んだと発表した。ライセンス先は多岐に渡っているが、オーディオ、カーオーディオ、自動車など音楽配信に関わる企業が多い。
ソニーは2月初旬にIntelと提携を発表するなど、メモリースティックの普及に向けて積極的に活動しており、今回のTIとの提携もその一環と思われる。
■新たにライセンス契約を結んだ企業
○エレクトロニクス/コンピュータ関連
オンキョー
日立製作所(半導体事業本部)
富士通テン
日本マランツ
三菱電機
ザナヴィ・インフォマティクス
ワイ・イー・データ
Acer Laboratories
Compaq Computer Corporation
Samsung Electronics
SCM Microsystems
SIS (Silicon Integrated Systems Corp.)
Texas Instruments
Total Technology Company
○自動車
General Motors Corporation
Holden
Opel
Saab
Vauxhall
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース(TIとの提携)
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200002/00-0224B/
□ニュースリリース(ライセンス契約)
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200002/00-0224A/
□関連記事
【2月2日】インテルとソニー、デジタル家電の相互接続で共同開発(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0218/ehome.htm
(2000年2月24日)
[Reported by date@impress.co.jp]