2000年2月16日 発表

日本ガードナーグループ株式会社のデータクエスト部門は、'99年のPC出荷台数の速報値を発表した。それによればベンダー（メーカー）出荷ベースの台数は1,054万台と1,000万台を越え、対前年比も36.0％と高率の伸びとなった。'99年の国内向け出荷台数についてはJEIDAが31％増の921万台と発表しているが、それを伸び、数値ともに上回る値となっている。

　とくに個人市場は出荷台数で60％以上の増加となり、台数比で全体の40％以上を占めたとしている。シェア順位でも個人市場に特化したソニーの伸びが著しく、昨年の7位から5位に上昇している。

　デスクトップ、ノートともに好調で、デスクトップは低価格のタワー型と省スペース型が、ノートは13インチ以上の大画面モデルが市場を拡大したという。

　なおデータクエスト部門では、2000年についてもインターネットの普及が牽引材料となり、引き続き好調が続くとしている。'99年9月の時点で11.6％増の1,117万台とした2000年の出荷台数予測についても上方修正する予定。

日本パソコン市場ベンダー別出荷台数
出典：データクエスト（2000年2月 速報値）

□日本ガードナーグループのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/news/2000/254.html
□関連記事
【2月9日】'99年のPC出荷台数は25％増の990万台。JEIDA発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000209/jeida.htm

(2000年2月15日)

[Reported by date@impress.co.jp]