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インプライズ、Borland C++Builder 5を発表。合併後の日本法人の展開は「調整中」

3月24日 発売

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     Tel.03-5350-9380


大木社長
【大木 博社長】
 インプライズ株式会社は、C++ビジュアル開発ツール「Borland C++Builder 5 日本語版」の発表会を開催した。同社の米国本社Inpriseは先日、Corelとの合併を発表しており、冒頭で大木博社長が両社の合併について解説した。

 解説の概要はほぼ先日発表されたプレスリリースをなぞる形で行なわれ、Linux事業に焦点を当てていくこと、Corelとは競合する製品がほとんどないため、トータルなソリューションツールを提供する企業となると語った。また、合併は好意を持って迎えられていると説明。日本法人の動向は、「Corel製品を扱うメディアヴィジョンと話し合いの上で決めることだが、本格的な調整はこれから」と述べるにとどまった。


roadmap
【2000年度の製品スケジュール】
 続いて、同社取締役、RADツール事業部長の安藤由男氏が、2000年度の事業戦略を解説。C++Builder 5に続き、今年度中にデータベースのInterBase 5.6、Java用開発ツール「JBuilder」の新バージョンやLinux用のRADツール「Kylix」を発表すると述べた。

 また、既にアメリカで無償ダウンロード配布しているLinux用Java開発ツール「JBuilder Foundation」の日本版のダウンロード配布もまもなく開始すると述べた。


demo
【デモ】
 続いて、RADツール事業部 マネージャーの大野元久氏が「C++Builder 5」の概要を解説。新たにWindows 2000に対応、バックグラウンドコンパイルも可能となった。また、通常のデバッグでは見つけにくいメモリ管理のバグを自動検出するCodeGuard機能なども追加され、ADO(ActiveX Data Object)データセットをサポートする「ADO Express」が提供される。また、MFC 6/ATL 3をサポートしマイクロソフトの「Visual C++」との互換性を強化している。

 製品ラインナップはエンタープライズ向けの「Enterprise」、プロフェッショナル向けの「Professional」と、入門者向けの「Learning」の3種類で、ともに3月24日より発売される。また、「Professional」については、マイクロソフトの「Visual C++ 2.0」、「Visual Basic 4.0」以降と「Visual Studio」からの乗り換え版を3月9日より同社のホームページ上でのみ販売する。価格は38,000円。

製品名Borland C++Builder 5
Learning
Borland C++Builder 5
Professional
Borland C++Builder 5
Enterprise
価格20,000円68,000円360,000円
バンドルソフトなしDelphi 4 Standard
JBuilder 3 Standard
Delphi 4 Professional
JBuilder 3 Professional

□インプライズのホームページ
http://www.inprise.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.inprise.co.jp/news/cbuilder5.html
□C++Builder 5 Professional 乗換えキャンペーン
http://www.inprise.co.jp/cppbuilder/competitive/index.html
□関連記事
【2月8日】Corel、Inpriseと合併。Linuxの総合ソフトウェアベンダーに
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000208/corel.htm

(2000年2月14日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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