【周辺】

最大80MB/秒の転送速度が可能なUltra2 LVD SCSIに対応

　米Quantum社は、3.5インチハードディスクの新製品として、容量18.2GBのSCSI製品を含む「Atlas III」シリーズや、容量8.4GBなどのIDE/SCSI製品「Fireball SE」シリーズなど、3シリーズ15モデルを発表、10月より順次量産出荷を開始する。

　Atlas IIIとViking IIでは、従来のUltra SCSI2インターフェイスに加えて、最大80MB/秒のバス速度を実現するUltra2 LVD(Low Voltage Differential) SCSI規格にも対応している。この規格では、高速化のほかにも改良が加えられ、最大ケーブル長が従来の1.5m(8機器接続時)から延長され、12mとなっている。また、Fireball SEシリーズでは、IDEモデルとしては大容量の8.4GBモデルもラインナップされている。

　なお、日本国内では日本法人である日本クアンタム ペリフェラルズ株式会社よりOEM向けに発売される。主な仕様とOEM向けサンプル価格は以下の通り。

【主な仕様とOEM向けサンプル価格】

• Quantum Atlas III (量産出荷：'98年第1四半期)
  企業のストレージ・サブシステム向けハードディスク。SCSIモデルのみ。
  回転速度：7,200rpm 平均シーク速度：7.5ms
  4.5GB：89,400円　　9.1GB：131,400円　　18.2GB：239,400円

• Quantum Viking II （量産出荷：'98年第1四半期）
  ワークステーション向けのハードディスク。SCSIモデルのみ。
  回転速度：7,200rpm 平均シーク速度：8ms
  4.5GB：71,400円　　9.1GB：107,400円

• Quantum Fireball SE（量産出荷：'97年10月）
  ハイエンドパソコンなど一般向けのハードディスク。現行のFireball ST同様、UltraATAにも対応している。
  回転速度：5,400rpm 平均シーク速度：9.5ms
  

  	2.1GB	3.2GB	4.3GB	6.4GB	8.4GB
  IDE版	27,500円	32,300円	40,700円	51,500円	68,300円
  SCSI版	32,300円	39,500円	51,500円	64,700円	74,100円

('97/6/5)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]