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キヤノン、自動両面印刷対応のFAX付きインクジェット複合機
~9,600dpiでフィルムスキャンできるCanoScanも

PIXUS MX860

4月上旬 発売

価格:オープンプライス



 キヤノン株式会社は、A4対応のインクジェット複合機「PIXUS MX860」を4月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は34,980円。

 プリンタ/スキャナ/コピーに加えてFAX機能を搭載したインクジェット複合機。ADFを搭載し、自動両面プリント/コピー/スキャンが可能。また、安定したニーズがあるというFAX機能を搭載し、モノクロFAX送信時のテキスト原稿の画質を向上させる「ファインEX」モードを新搭載した。

 デザイン面では、ボックスに面取りを施した形状とし、操作パネルを上部カバーと一体化するなどして、フラットでスタイリッシュなデザインに仕上げたという。

 対応用紙は、A4~A5、レター、封筒など。給紙枚数は後トレイ+給紙カセットに各150枚。印刷速度はA4片面でカラーが約5.6IPM、モノクロが約8.4IPM(ISO/IEC 24734に基づいた計測で、IPMとPPMは同意)。プリント解像度は9,600×2,400dpi。インクはC/M/Y/染料BK/顔料BKの5色。スキャナの解像度は最大2,400×4,800dpiで、48bitカラーでの読み取りに対応。

 インターフェイスはIEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet、USBで、オプションでBluetoothにも対応する。本体サイズは491×437×226mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.8kg。

●フィルムスキャン対応スキャナ

 また同社は、単機能のフラットベッド型スキャナ「CanoScan LiDE 700F」を4月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は15,980円。

 フィルムアダプタを利用し、最大9,600dpiでフィルムをスキャンできる単機能スキャナ。また、通常の平置きに加え、立てて利用できるスタンドを装備し、省スペースで使えるのも特徴だ。

 機能面では、ワンボタンで原稿を自動判別し、保存まで自動で行なうおまかせスキャン機能や、OCRソフト「読取革命Lite」との連携機能も備える。

 センサーはCISで光源はRGB 3色LED。光学解像度は4,800×4,800dpiで、ソフトウェアによる読み取り解像度は19,200dpiまで。階調はカラーで入力48bit(RGB各色16bit)、出力48bitまたは24bit、グレーで入力48bit、出力8bit(フィルム読み取り時は16bitまたは8bit)。

 読み取り速度はカラー(300dpi)で2.4msec/line、モノクロで2.3msec/line。A4カラー(300dpi)で約12秒となる。対応用紙サイズはA4/レター/216×297mm(縦×横)。本体サイズは292×409×44mm(同)、重量は約2.1kg。

CanoScan LiDE 700F 立て置きが可能

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2009-03/pr-pixusmx860.html
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2009-03/pr-lide700f.html
□製品情報
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/allinone/mx860/
http://cweb.canon.jp/canoscan/lineup/lide700f/

(2009年3月24日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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