インテルとクラブ・ウィルビー、大人のためのパソコン教室をスタート
3月7日 開始 インテル株式会社は3月7日、大人の会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」と共同で、「大人のためのパソコン教室」をスタートした。 クラブ・ウィルビーは、出版やイベントなどのプロデューサーとして活躍する残間里江子氏が設立した、無料の会員制ネットワーク。2009年1月から正式に活動をスタートし、3,300人が会員として参加している。 大人のためのパソコン教室は、残間氏とインテルの吉田和正社長が知り合いだったことから誕生した。第1回講座には、20人のクラブ・ウィルビー会員が参加し、協賛企業であるパナソニックのパナソニックセンター東京のスペースを活用し、インテルの社員がボランティアで講師役を勤めた。 残間氏は大人向けパソコン教室を開始した狙いを次のように説明する。 「私自身はパソコン音痴で、わからないことだらけ。一生、パソコンやインターネットは無縁でいようかとも考えたが、それではもったいないと考えて、現在では毎日、ブログの更新も行なっている。インテルの吉田社長と話し合って共鳴したのが、インターネットの世界にも、しかるべき大人が進出しなければ駄目だということです」。 「中高生のプロフを巡るトラブルなどインターネットの問題点が叫ばれているものの、そうした問題を変えていくためには大人がインターネットを利用し、インターネットの世界は怖いものではないと示していくことが大切だと考えた。今回のパソコン教室は、大人がパソコンやインターネットを利用するために開催するもので、私のようにパソコンはわからない人も、わからないことは恥ではないというところからスタートしていきたい」。 会場に集まった受講者は、パソコンの使い方はある程度理解しているが、インターネットのより詳しい使い方を学習したいレベルの人と、パソコンの電源を入れるところから学ぶ全くの初心者に分かれて、講習が行なわれた。 初心者向けのコースの講師を担当したインテル 事業開発本部デジタルライフスタイル推進部の江頭靖二統括部長は、「年齢の高い方は、電源を入れるといったことも真剣に受け取るので、講座のスタート時点では堅い雰囲気となっていたが、インターネットの使い方の講習辺りから一気に盛り上がった。パソコンは使えないものの、インターネットを使えるようになりたいと考える方が多かったということではないか」と話した。
比較的パソコンに慣れた人を対象にしたコースの講師を担当したインテル 事業開発本部 デジタルライフスタイル推進部・長山晴美プログラム・マネージャーは、インターネットのより詳しい使い方を教えるということで、自身のインターネット活用体験を織り交ぜながらブログ、SNS、価格比較サイト、動画サイトなどを紹介した。「講座が始まる前は緊張してしまったが、実際にスタートすると皆さん、熱心に話を聞いてくれているのがわかって、楽しく進めることができた」と笑顔で答えた。 インテルでは、社員のボランティア活動を推進しており、講師をはじめサポートスタッフとして参加者にパソコンの使い方を教えたスタッフはボランティアとして参加し、講座用プログラムの作成も含めてインテル社員が手作りで行なった。 クラブ・ウィルビーでは今回のパソコン講座を皮切りに、5月、7月とパソコン講座の開催を予定している。
□インテルのホームページ (2009年3月9日) [Reported by 三浦優子]
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