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Antec、オープンエアー型のMini-ITXケースなど

Mini Skeleton-90

3月上旬より順次発売

価格:オープンプライス



 Antecは26日(日本時間)、秋葉原にあるショールームで内覧会を開催し、3月以降に発売予定のMini-ITXケースや電源など7製品を公開した。なお、一般ユーザー向けには28日以降公開する。

●Mini-ITXケース2製品

 「Mini Skeleton-90」は、オープンエアー設計のATXケース「SKELETON」のMini-ITX版として位置づけられる製品。発売は3月下旬を予定しているが、価格は未定。

 アーチ型の筐体フレームと、スライドで引き出し可能なマザーボード/ベイトレイを踏襲しつつ、搭載マザーボードをMini-ITXにしたことで、本体サイズは210×230×190mm(幅×奥行き×高さ)へ小型化した。

 これに伴い、搭載ファンは上部が150mm角×1、リアが70mm角×1となった。また、拡張スロットはLowProfile×1、ドライブベイは5インチ×1、2.5インチ×4(内側×2、外側×2)へと変更した。

 フロントインターフェイスはUSB 2.0×2と音声入出力。90WのACアダプタが付属する。

側面パネルを外して5インチベイを固定できる。左右の側面パネルにはフック式の2.5インチベイも装備する 従来と同様にトレイを引き出してマザーボードなどを装着でき、使い勝手を向上させた

 「ISK 300-65」は、本体サイズが222×328×96mm(同、横置き時)とコンパクトなMini-ITXケース。発売は3月下旬で、価格は未定。

 内部に80mm角ファンを2基装備可能で、冷却性能を高めたMini-ITXケース。標準で搭載するファンの数は未定だが、「おそらく発売時には、速度を3段階に調節可能な2基のファンを搭載した状態で出荷される」(説明員)という。

 フロントフェイスは立体的に食い込んだ形に5インチベイ光学ドライブが入ったような印象的なデザインだが、実際搭載できる光学ドライブはスリム型。また、内部に2.5インチベイを2基備える。

 拡張スロットはLowProfile×1。フロントインターフェイスはUSB 2.0×2、eSATA、IEEE 1394、音声入出力。65WのACアダプタが付属する。

ISK 300-65 本体内部。上部は2.5インチベイを2基装備
縦置き時に上面となる部分には80mm角ファンを2基装備できる 縦置き時の本体側面。下部に吸気口を備えている 本体背面。ファンコントローラを装備している

●電源3製品

TruePower New

 「TruePower New」シリーズは、従来の「TruePower」シリーズと「NeoPower」シリーズの後継製品で、スタンダードなプラグイン式ATX電源。容量ラインナップは550W、650W、750Wの3種類。発売は3月上旬から順次、店頭予想価格は750Wモデルで16,800円前後になるという。

 従来からの主な変更点は、すべてのモデルが底面に120mmのPWMファンを装備するようになったこと(従来は側面に装備されるのがメイン)。いずれも変換効率80%以上を謳う80PLUS Bronze認証を取得。750Wモデルのみ、通常モデルに加えてファンをブルーLED付きに変更したモデルも用意される。

 各ラインの出力は、一例として750Wモデルの場合、+3.3V/+5V/+12V1/+12V2/+12V3/+12V4がすべて25A、-12Vが0.8A、+5VSBが3A。本体サイズは共通で、150×150×86mm(同)、重量は2.3kg。

EarthWatts 750

 「EarthWatts 750」は、80PLUS Standard認証を取得したEarthWattsシリーズの最上位モデル。発売は3月上旬で、店頭予想価格は15,800円前後。

 既存モデルからの変更点として、一部にプラグイン式ケーブルを採用した。各ラインの出力はTruePowerの750Wに準じる。本体サイズは150×180×86mm(同)、重量は2.3kg。

CP-850

 「CP-850」は、Antec製ケース「Twleve Hundred」、および未発表の「P183」、「P193」に対応した専用の大容量電源。発売は3月上旬で、店頭予想価格は16,800円前後。

 Antec製ケースに特化することで、コストパフォーマンスを高めたという製品。本体サイズはATX規格より一回り大きい175×200×119mm(同)で、2枚のPCB基板による無理のない設計で、放熱性を高めた。搭載ファンは側面に120mm角となっている。

 各ラインの出力は、+3.3Vが24A、+5Vが30A、+12V1/V2が22A、+12V3/V4が25A、-12Vが0.6A、+5VSBが3A。一部のコネクタはプラグイン式ケーブルを利用する。

●このほか

 このほか、2.5インチHDD用の外付けUSB/eSATAケース「MX-25」を3月下旬、電源用テスター「Digital PC Power Tester」を4月中旬に発売する。価格はいずれも未定。

 MX-25は、SATAの2.5インチHDDに対応した外付けケース。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、およびMac OS X。PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0またはeSATAで、eSATA利用時もUSBから給電できる。本体サイズは82×133.5×18mm(同)、重量は200g。

 Digital PC Power Testerは、メイン用24ピン、12V補助用4/8ピン、PCI Express 6ピン、ペリフェラル用4ピン、FDD用4ピン、SATA用の各コネクタを電源供給状況を確認できる製品。従来製品はLEDによる表示のみだったが、今回は供給電圧をリアルタイムに表示する液晶を搭載し、使い勝手を高めた。電圧不足、過電圧などをアラームで知らせる機能を搭載する。

MX-25る Digital PC Power Tester

□Antecのホームページ
http://www.antec.com/world/jp/
□関連記事
【2008年10月7日】Antec、オープンエアー設計のATXケース「SKELETON」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1007/antec.htm

(2009年2月26日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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