AMD、12月のCatalystで「ATI Stream」を実装 ~RadeonでGPUコンピューティングが可能に
11月13日(現地時間) 発表
米AMDは13日(現地時間)、ATIのグラフィックスドライバ「Catalyst」の12月版「Catalyst 8.12」で「ATI Stream」のアクセラレーションを有効にすると発表した。12月10日前後の公開を予定している。対応GPUはATI Radeon HD 4000シリーズ。
ATI Streamは、GPUを汎用演算に利用するGPUコンピューティングの技術。この機能が有効になると、対応アプリケーションにおいてCPUよりも高速な演算が行なえるようになる。
AMDはCatalyst 8.12と同時に「Avivo Video Converter」のリリースを計画。HDビデオのトランスコードで、ATI Radeon HD 4850を使った場合、CPUの最大17倍の速度を実現するとしている。
また、サードパーティもATI Stream対応アップデートを計画。ArcSoftは、プレーヤーソフト「TotalMedia Theatre」に、SD解像度のコンテンツをHD解像度にアップコンバートする技術「SimHD」を追加する。アップデートは12月予定。CyberLinkは、ビデオ編集ソフトの「PowerDirector 7」に、Avivo Video Converterを超える性能/機能を盛り込んだアップデート版を2009年第1四半期にリリースするという。
□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~128994,00.html
□ATI Stream Technology(英文)
http://ati.amd.com/technology/streamcomputing/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0930/ceatec01.htm
(2008年11月14日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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