ワコム、Windows 7対応のマルチタッチセンサーシステム
10月29日 発表 株式会社ワコムは29日、複数の指を同時に使って操作を行なえる独自のマルチタッチセンサーシステムを開発したと発表した。 ディスプレイに組み込んで、PCなどの操作を複数の指で操作できる静電結合方式センサーとコントローラをセットにしたシステム。動作の原理は、透明な電極を縦方向、横方向の格子状に配線し、指が触れた際に発生する静電容量の変化を計算して位置を検出するもの。同社がこれまで培ってきた位置センサー技術を、指の検出に応用し、ノイズが大きな環境でも安定して高速/高精度に検出できるとしている。 新たに開発したマルチタッチセンサーシステムでは、コントローラに独自技術を用いて、指の数が何本でも、同時に正確な検出ができる。また、ノートPCなどのように使える電力が限られる場合でも、小さな信号を正確に検出するという。 主な用途として、Windows 7対応のUMPC、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPCを始め、大型液晶ディスプレイや情報案内板などを見込む。また今後、さらなる小型化を実現すれば、スマートフォンやゲーム機なども想定している。 主な仕様は、サイズが10型~40型以上、サンプルレートは100fps以上、解像度は200dpi以上、精度は0.5mm以内。 このシステムは、11月4日から米国で開催されるWinHEC 2008で紹介される予定。 □ワコムのホームページ (2008年10月29日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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