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Microsoft、BlueTrack搭載のワイヤレスゲーミングマウス
「SideWinder X8 Mouse」
~スキャン速度13,330fps/解像度4,000dpi

SideWinder Mouse X8

9月10日(現地時間) 発表



 米Microsoftは10日(現地時間)、BlueTrack Technologyを搭載したワイヤレスゲーミングマウス「SideWinder X8 Mouse」を発表した。発売は2009年2月を予定しており、米国での店頭予想価格は99.95ドル前後の見込み。

 青色LEDの光学式センサー技術「BlueTrack Technology」を採用したワイヤレスのゲーミングマウス。青色LEDの採用により、接地面の広範囲に照射でき、高いトラッキング性能を謳う。解像度は250~4,000dpi、スキャン速度が13,300fps、最大加速度は70G、トラッキング性能は120インチ/sec。解像度はソフトウェアおよびホイール下部の3つのボタンで調節できるが、ステップは公開されていない。

 バッテリは充電式で、連続稼動で約30時間。レシーバから伸びるコードでバッテリをチャージしながら操作を続けることもできる。接点はマグネット式で装着を容易にした。

【10時36分訂正】記事初出時、重量カスタマイズ機能を搭載しているとしておりましたが、正しくは搭載しておりません。お詫びして訂正いたします。

 センサー自体の消費電力は従来の光学式とほぼ同等に抑えられているとしている。一方、4,000dpi利用時、転送するパケットサイズが肥大化するため消費電力が少し上がるとされるが、上記の30時間の連続稼働は4,000dpi時のテスト結果だとしている。

 ソールは交換でき、テフロン含有率の違いで3種類(少、中、多)が標準で用意され、これにより滑り具合をユーザーが好みに合わせて設定できる。一方重量カスタマイズ機能は省かれたが、これは無線式の採用により、電池を含むと、ちょうど従来のSideWinder Mouseの重りを中ぐらい入れたにしたときと重さになるためだという。

 レシーバは円形で、ソールを収納するケースになっているとともに、従来より大きいアンテナを内蔵した。無線通信は独自の技術でプロトコルを最適化し、レイテンシ30ms以下に抑えた。これはプロゲーマーのテストで得られた結果であり、30ms以下であれば遅延を感じることはまずないからだという。なお、一般的な有線ゲーミングマウスの遅延は8ms前後だとされている。

 サイドボタンの形も従来の円形から長方形に変わり、両ボタンを親指の形状に合わせてV字型に配置した。これにより親指でマウスをつかんだまま上下の傾きだけで操作できるようになり、よりアクセスしやすい形状となった。

 さらにホイールもチルトタイプに変更された。チルトにはユーザーが好みの機能やキーストロークなどを割り当てることができるため、MMORPGなどにおいての操作性を向上させたとしている。

BlueTrackを採用している 無線は2.4GHz帯を採用。FullSpeed USBでレスポンスを高めた SideWinderブランドのゲーミング向け製品
写真奥にある円形のものがレシーバ レシーバの中にソールを2種類収納できる。白いのはテフロン含有率が最も高く、灰色、黒と続く 側面に解像度が表示できるのは従来どおり
本体底面 サイドボタンは親指に合わせて配置され、マウスをつかんだまま上下の動作だけでクリックできる 従来の有線式SideWinder Mouse(右)との比較

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/

(2008年9月11日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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