速報! 「HP 2133 Mini-Note PC」の日本語キーボードはどうなったか
8月29日 発売 価格:スタンダードモデル 59,850円 HP 2133 Mini-Note PCがリニューアルされ、本日(29日)から日本語キーボード版が出荷されている。 編集部でも1台入手したので、とりあえずの速報をお届けする。なお、今回のリニューアルではキーボードとWindows VistaがSP1になったことが変更点で、基本的な仕様は従来通りとなっている。本体については、リンク集をたどって、英語キーボード版のレポートを参照して欲しい。
日本語キーボードになったことで心配されたのは、主に次の3点だ。 (1)右手下のカンマ(,)とピリオド(.)周辺のキーが小さく、不等ピッチになったのではないか (2)かなの「ろ」キーが本来の位置から動いたり小さくなっていないか (3)最下段に「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな」などのキーが増えることによって、各キーが小さく、不等ピッチになったのではないか
1は、ローマ字入力の際に、「、」「。」の入力に使用するのだが、ミニノートでは非常に押しにくくなっている例が多い。今回は、等幅が守られており、問題なくタッチタイピングできる。 2も、同様に、本来の位置から離れていたり、小さなキーになっていることが多いが、まったく問題なかった。 3は、心配されていたとおり、キーがせせこましく押しこまれた感じになってしまっている。「変換」「無変換」などはスペースキーのすぐ横なので、タッチタイピングできるが、「Alt」「Ctrl」などのキーは幅が小さく、目で見ながらでないと押せない。私は使わないが、Windowsキーも同様の状態だ。 キータッチは、ペタペタというかフニャとした感じではあるが、クリック感がきちんとあること、キーボードの支持がしっかりしていてたわまないこと、などの理由で、打ちやすいものになっている。 全体に、小さいボディながら、きちんと文字入力ができるという2133の美点はあまり損なわれておらず、制約があるなかでは最善に近い形になっている。多数登場しているミニノートのなかでも、キーボードの配置という点では、図抜けた存在でありつづけていると思う。 逆に、日本語キーボードになったことで、2133が選択肢に入った人もいるであろう。なんといっても、自分が使い慣れた配置が一番使いやすいものだ。また、「Enter」キーが2段型に大きくなったことはうれしい人が多いだろう。 個人的には英語キーボードの方が好みなので、英語キーボード版も選択可能にしておいてほしかったとは思うが、思っていたほどには悪くなっていないというのが素直な感想だ。 2133については、不足気味なCPUのパフォーマンスや、左手側が熱くなりがちであるなどの欠点を指摘されることが多いが、長い文章を入力する人は、引き続き購入候補として検討すべき機種だ。少なくとも一度さわってみて欲しい。 なお、余談だが、今回のリニューアルから、梱包が変更され、化粧箱(段ボール箱)が大きくなっている。しかし、内部の一番大きな箱は、空なのだ。将来的に、この箱にも用途があるのかもしれないが、現状では無駄に箱が大きくなっただけで、送料はかさむし、持ち帰りにも不便だ。以前のようなコンパクトな梱包に戻すことを検討してほしい。
□日本HPのホームページ (2008年8月29日) [Reported by date@impress.co.jp]
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