日本初のApple Premium Resellerがオープン
|
Apple Premium Reseller 「YCAC」のロゴ |
7月19日 開店
アップルが展開する日本初のApple Premium Reseller(アップル・プレミアム・リセラー)がオープンした。
7月19日、東京・武蔵村山の「イオンモールむさし村山ミュー」の3階に、ノジマがオープンした「YCAC」が、その第1号店となる。
アップルでは、国内に直営店の「アップルストア」を7店舗持つほか、量販店との協業によるショップ・イン・ショップ形式の「アップルショップ」を、全国に17店舗出店している。今回新たに出店するアップル・プレミアム・リセラーは、販売店との協業により展開する独立店舗型のアップル専門店で、店舗内には、全世界共通となるプレミアム・リセラー共通の什器を使い、セミナーなどが行なえるスペースを併設している。
「アップルショップは、ショップ・イン・ショップの形態となることから、Windows PCなどと同じ売り場での展開となり、そのため、主にPCを購入しにきた来店客への訴求が中心となる。それに対して、プレミアム・リセラーは独立店舗となるため、専門性を持った店舗として、また、別の目的でモールや街などを訪れた方が、フラっと立ち寄れるものになる」(アップル)としている。
アップル・プレミアム・リセラーは、英国、フランス、ドイツ、スペインなどの欧州地域のほか、ロシア、オーストラリアなどに約400店がある。ちなみに、米国には、アップル・プレミアム・リセラー制度はないという。
アップルでは今回の国内第1号店の出店に続き、今後、国内への出店を加速させる考えだ。
イオンモールむさし村山ミュー。日産自動車村山工場跡地の広大な土地の一部を利用している | アップル・プレミアム・リセラー第1号店となるYCAC |
イオンモールむさし村山ミューの3階にある。かつては、ノジマのAV機器専門店「digital+」だった場所 | ショップナンバー304の場所にYCACは出店している | アップル・プレミアム・リセラーの表示もある |
第1号店となる「YCAC」は、「Your city's Apple community(あなたの町のアップルコミュニティ)」の頭文字をとったもので、マックやiPodシリーズなどのアップル製品の販売をはじめ、カスタマイズ対応、サードパーティ製品の販売、ワークショップの開催、購入前の相談、購入後のレッスン、データ移行サービス、修理サービスなどを行なう。
午前10時のオープン時には、約60人の来店客が並び、10時15分から予定していたオープニングセレモニーを10分前倒しで実施。ノジマの野島広司社長をはじめとする関係者がテープカットを行なった。
ノジマの野島広司社長 | YCACの緒方俊貴店長 | 開店前に約60人が列を作った |
テープカットを行なうノジマの野島広司社長など関係者 | テープカットの模様(WMV形式動画、約1MB) | 来店客を出迎える野島社長 |
ノジマの野島広司社長は、「今回の出店は、欧州で展開しているアップル・プレミアム・リセラーを、ぜひ日本でも展開したいというアップルからの提案に、当社もぜひやりたいということで参加させていただいた。当社は、これまでにも、マックステーションの名称で、アップル専門店を展開してきた経緯があるが、今回のアップル・プレミアム・リセラーの第1号店をオープンしたことは、当社が、これまで以上にアップル製品に力を注いでいく姿勢の表れだと思ってもらっていい。ノジマにおけるMacintoshの販売比率を、PC全体の10~15%に引き上げたい。YCACでは、アップル製品に精通し、トレーニングしたスタッフを揃えた。アップルとイオンにとっても最良のパートナーであり、また、来店客に喜ばれる店にしたい」と語った。
また、ノジマの中塚康二取締役兼執行役は、「単にアップル製品を販売するだけでなく、マックを活用し、デジタルライフを楽しんでもらうための支援を行なえる店、相談できる店を目指す。アップルが好きな人に喜んでもらえる店を目指したい」とした。
YCACでは、7月19日のオープンを記念して、先着50人に、YCACのロゴが入ったTシャツをプレゼントしたほか、先着300人にアップルのロゴが入ったボールペンをプレゼントした。
そのほか、iMacやiPod nanoを特別価格で販売。19日から21日まで、センターコート1階の特設コーナーでは、iPodの体験ワークショップを開催した。
YCACの売り場面積は約50坪。店舗スタッフは6人。そのうち、アップル認定ヘルプデスクスペシャリスト(ACHDS)の資格取得者が3人いる。
YCACの緒方俊貴店長は、「モール内にはファミリー層の来店が多いことから、家族連れが楽しめる店づくりを心がけた。iPodを店頭入口付近に配置したほか、ヘッドフォンなどの周辺機器を数多く展示したのも、幅広い来店客に訴求するためのもの。iLifeをはじめとするアプリケーションソフトなどのワークショップも随時予定しており、他のマック販売店とは一味違ったサービスを提供する」としている。
店内はシンプルでゆったりとしたインテリア |
店舗入口にはiPodを展示してファミリー向けにもアップル製品を訴求 | 周辺機器の品揃えにも力が入る | レジスペースには、iPod+iTunesの大きなポスターが |
什器はアップル・プレミアム・リセラー共通のものとなる | セミナースペースは店舗奥のレジの横に設置。この日はオープンに合わせた在庫が山積 |
先着300人にプレゼントされたボールペン | センターコート1階の特設コーナーでのiPodの体験ワークショップ |
□ノジマのホームページ
http://www.nojima.co.jp/
□YCACのホームページ
http://ycac.jp/
□イオンモールむさし村山ミューのホームページ
http://musashimurayama-mu.aeonmall.com/
□アップルのホームページ
http://www.apple.com/jp/
(2008年7月22日)
[Reported by 大河原克行]