アジア最大のPCトレードショー
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会期:6月3日~7日(現地時間)
会場:Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall
Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/3
Taipei International Convention Center
毎年6月第1週に行なわれているアジア最大のPCトレードショー「COMPUTEX TAIPEI」が、台湾の台北市において現地時間6月3日に開幕する。会期は6月3日~7日の5日間。
2007年までは、台北市信義区にあるTaipei World Trade Center Exhibition Hall(TWTC Exhibition Hall)の1~3号館およびTaipei International Convention Center(TICC)を利用していたが、今回のCOMPUTEX TAIPEIから、メイン会場を信義区から離れたTaipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall(TWTC Nangang Exhibition Hall)へ移す。
TWTC Nangang Exhibition Hallは、3月13日にオープンした展示会場で、46,175平方メートルの展示面積を持つ。主催者によると、新展示会場の利用により、前年と比べて倍のスペースが得られるという。
ちなみに、TWTC Exhibition Hallの1号館および3号館、TICCにもブースが設置されるほか、TWTC Exhibition Hall 1号館近くのGrand Hyatt Taipei Hotelには、例年どおり多くのメーカーがプライベートルームを構える見込みだ。
COMPUTEX TAIPEI 2008の出展社数は1,725社、開設ブース数は4,492個が見込まれている(主催者発表)。COMPUTEX TAIPEIの出展社数は、TWTC Exhibition Hall 1~3とTICCの計4会場を利用するスタイルだった2004~2007年は、出展社1,300社前後、ブース数2,000個台後半で推移していた。2007年は1,333社、2,926ブースが出展。新会場を利用する今回、その規模が大幅に増したのである。
ちなみに、今回のCOMPUTEX TAIPEIで利用されなくなったTWTC Exhibition Hall 2では、「WiMAX Expo, Taipei」が6月2日~6日のスケジュールで開催される。Intel、富士通、ASUSTeK、Motorola、Acerなどの有名企業が出展しており、WiMAX関連の機器、技術が展示される。
今回の大きな見所は、何といってもUMPCやIntelのNetBookといった低価格ノートPCだ。特にIntelのAtomプロセッサを搭載した製品がCOMPUTEXで披露されると見られており、低価格デスクトップであるNetTopと併せて注目されている。
また、このジャンルでは、先日「Nano」というブランド名が発表されたVIAのx86プロセッサも気になるところ。例年、COMPUTEX TAIPEIに併せて行なわれていたVIA Technologies Forumは、今年は実施されないことになっているが、展示会場では「Open Book」などの関連製品が展示される可能性がある。
COMPUTEXの話題の中心となるPCパーツでは、3月のCeBIT 2008でも多くの製品が展示されたIntel 4シリーズチップセット搭載マザーや、AMD、NVIDIAの新チップセット、新GPUを搭載した製品の展示が期待されている。
PC Watchでは現地より連日、レポートをお届けする。
開幕を翌日に控え、ブースの設営作業が行なわれていた |
空き家となったTaipei World Trade Center Exhibition Hall 2では、2日よりWiMAX Expo, Taipeiが開幕。WiMAX関連機器、技術の展示が行なわれる | 今回のIntelの広告は「Intel Inside, WiMAX Outside」。イベントこそ分けられているものの、WiMAXはCOMPUTEX TAIPEIウィークの大きなトピックとなっている |
□COMPUTEX TAIPEIのホームページ(英文)
http://www.computextaipei.com.tw/
□COMPUTEX TAIPEI 2007レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/link/comp.htm
(2008年6月2日)
[Reported by 多和田新也]