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TDK、暗号化機能付きの高速1.8インチSSD
~独自コントローラとSLCを採用

「SSD HS1」シリーズ


 TDK株式会社は29日、独自開発のSSDコントローラを搭載した1.8インチSSD「SSD HS1」シリーズを出荷開始した。容量ラインナップは16GB/32GB/64GBの3種類で、サンプル価格は順に9万円、15万円、20万円。

 TDKが独自に開発したSSDコントローラ「GBDriver HS1」を採用。同コントローラは、書き換え回数が1万回のMLC型NANDフラッシュでは、24時間/365日駆動で10年の書き換え寿命を実現するアルゴリズムを備えるが、SSD HS1ではSLCの採用により更なる長寿命化を図った。

 また、1.5Gbps対応SATAコントローラを内蔵し、4チャネルのフラッシュバスを同時制御することにより、読み出し100MB/sec、書き込み50MB/secの高速性を実現した。

 AES暗号化エンジンを内蔵し、紛失時の情報漏洩などを防げる。SATAのPHY/LINKレベルのパワーマネジメント機能を利用し、SSDをSlumberモードに移行させることで、SSDの消費電流を20mAに抑える機能を備える。さらに、512Byteに対して7bitまでのエラー検出/訂正回路などを備え、信頼性を高めた。

 SSDの開発は、TDKとPQIの合弁企業であるCoreSolid Storageが手掛けた。生産量は1万台/月を予定している。

□TDKのホームページ
http://www.tdk.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah71900.htm

(2008年5月29日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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