Intel、8コアNehalemや6コアDunningtonの概要を公開
3月17日(現地時間)発表 米Intelは17日(現地時間)、同社の次期プロセッサの概要を公開した。発表されたのは、「Nehalem」、「Dunnington」、「Tukwila」の3つのプロセッサ。いずれも45nm high-kプロセスで、新たなマイクロアーキテクチャを採用している。 Nehalemは、ノートブックからハイパフォーマンスサーバーまで幅広くカバーしたコンシューマ向け製品。2コアから将来的には8コアまでのものが予定されており、Pentium 4などで採用されていたのと同様のマルチスレッド技術との組み合わせにより、最大で16スレッドを同時に実行できる。 標準でメモリコントローラを内蔵するほか、グラフィックスコントローラを内蔵する派生品もある。対応メモリはDDR3-1333/1066/800で、外部接続は最大25.6GB/secの転送速度を持つ「Quickpath」を採用。SSE4.2と呼ばれる新しい命令セットにも対応する。L2キャッシュは256KB、L3キャッシュは最大8MB。トランジスタ数は最大7億3,100万。「Tylersburg」プラットフォームではNehalemを最大2基搭載できる。 Dunningtonは、マルチプロセッサワークステーション向けプロセッサ。現行のIntel 7300チップセットによる「Caneland」プラットフォームと互換性があり、6コアを内蔵する。市場投入時期は2008年後半。 Tukwilaは、ハイエンドサーバー向けItaniumの新製品で、4コアを内蔵。Nehalem同様、Quickpathを採用し、メモリコントローラを内蔵している。キャッシュの合計容量は30MBで、トランジスタ数は20億に達する。同社によれば、現行のItaniumの2倍以上の性能を発揮するという。 このほか、リリースでは、次世代グラフィックスコントローラ「Larrabee」や、新命令セット「Intel AVX」についても触れられており、上記の新プロセッサを含め4月に上海で行なわれるIntel Developer Forumでより詳細な情報の公開や、デモが行なわれる予定。
□Intelのホームページ(英文) (2008年3月18日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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