東芝とソニー、「Cell」製造の合弁会社設立で正式契約
2月20日 発表 株式会社東芝と、ソニー株式会社、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は20日、PS3チップ製造の合弁会社の設立で合意し、正式契約を締結したと発表した。本件は、2007年10月18日の段階で基本合意していた。 新会社は、ソニーセミコンダクタ九州 長崎テクノロジーセンター内に設立し、2008年4月1日より業務を開始する予定。管理運営の分担などの詳細は順次決定していく。 社名は未定。出資比率および資本金は当初の予定通り、東芝が60%、ソニーが20%、SCEが20%で、資本金が1億円。代表者は会長兼CEOを東芝から、社長兼COOをソニーから選任予定としている。 製造設備は、長崎テクノロジーセンターのFab2内にある65nmプロセス/300mmウェハ対応ライン(一部を除く)。これを東芝が2007年度内にソニーグループから約900億円で購入し、新会社の営業開始から貸与する予定。 この製造ラインでは、Cell Broadband Engineや、PS3用GPU「RSX」を製造しているが、新会社ではこれらに加えて、東芝のデジタル製品向けの最先端システムオンチップ(SoC)を順次生産していく。当初は65nmプロセスだが、東芝の大分工場とも連携しながら、45nmプロセスへの移行を目指す。 □東芝のホームページ (2008年2月20日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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