AMDの高性能デスクトップPC向け・クアッドコアCPU、Phenom 9500（内部クロック2.2GHz）の販売が一斉に開始された。1個のCPUダイに4個のコアを搭載したのが特徴で、各コア512KBずつ（合計2MB）の2次キャッシュメモリと、2MBの3次キャッシュメモリを搭載。CPUインターフェイスはSocket AM2で、上位の新プラットフォームSocket AM2+にも対応している。調査時点の最安値は29,980円で、在庫ショップ数が12店と多く、今回から調査対象に加えた。

　一方Intelからは、ワークステーション・サーバ向けのクアッドコアCPU、Xeon 5400シリーズの一部モデルが出回り始めた。45nmプロセス製造の新型コアを採用し、2次キャッシュメモリの合計が8MB（5300シリーズ）から12MBに増量されている。対応CPUインターフェイスはLGA771。E5450（3GHz、FSB 1333MHz）の実売価格範囲は118,800～124,970円（平均123,262円）となっている。

　価格面では、今回調査でもデスクトップPC向けのCore 2とAthlon 64 X2などが値下がり傾向。このうちAthlon 64 X2 6400+は平均の下げ幅が1,946円（7.7%）と大きく、最安値も前回比1,500円安（6.3%）の22,480円に下がったのが目につく。

　なお、在庫ショップ数が1店から8店に急増したCore 2 Extreme QX9650を今回から調査対象に加えた。また、在庫ショップ数が少数となったため、Athlon 64 X2 6000+およびAthlon X2 BE-2300を調査対象から外した。