クレオ、「筆まめ」のイメージキャラクタに内山理名を起用
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筆まめ Ver.18のパッケージを手にする内山理名さん |
9月13日 発表
筆まめのラインナップと価格 |
株式会社クレオは13日、はがき/住所録作成ソフト「筆まめ Ver.18」のイメージキャラクタとして、女優の内山理名さんを起用したと発表した。
筆まめ Ver.18は、9月14日に発売される住所録と宛名印刷、年賀状デザイン機能などを備えたはがき統合ソフト。価格は通常版が6,380円、アップグレード版が3,680円。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP/Vista。
新たに、送付されたはがきの宛名をOCRすることで、差出人情報を自動的に住所録に登録する機能や、デジカメ写真を補正するフォトレタッチ機能、イラストの全体の色調を変更する機能、文字にデザインを施す「ロゴ文字」機能などを搭載する。
このほか、塗り絵はがきを作成する「大人のぬり絵」、落款データを作成する「はんこメーカー」などの機能を強化。さらに収録文例、レイアウト機能、セキュリティ保護機能なども強化されている。
収録フォントは136書体、イラスト/デザインはDVD-ROM版が27,700点、CD-ROM版が9,300点。対応用紙もはがきに加えて、往復はがき、封筒、ラベルなど市販の用紙約3,000種類に対応する。
●シェア60%を目指す
同社 代表取締役社長 土屋淳一氏 |
13日に都内で開かれた発表会では、同社 代表取締役社長 土屋淳一氏が挨拶。同氏は、「筆まめは18年目を迎え、8年連続でシェアNo.1を獲得している。これは多くのユーザーに利用していただいて、その声をリアルタイムに反映した結果だ」と語った。
一方、はがきソフトの現状については、インターネットの普及により“年賀状離れ”が深刻化しているという問題を指摘しつつも、2007年は、郵政公社が前年比6%増の40億枚を発行するという目標を掲げていることから、「当社にとって1つのチャンスである」と説明した。
また、デジタルカメラやプリンタの低価格化による普及により、年賀状に家族の写真を取り入れることが容易になったことを挙げ、これらもはがきソフト販売本数の後押しとなっているとし、「当社は、これらの新技術を、日本の伝統的な文化の1つである年賀状に取り入れることが使命だと考えている」とコメントした。
同社 筆まめサービス事業部 事業部長 荻原義博氏は、「筆まめは、ユーザーからの声を反映しているため、他社のはがきソフトと比較して製品満足度が高く、現在はがきソフト市場の50%のシェアを獲得している。今年度末は郵政公社による年賀状需要の増大に加えて、マイクロソフトの(はがきソフトからの)撤退、他社の販売元の変更などにより、当社にとって最大のチャンスが訪れると期待している。インターネットとの連携サービスなどの提供により、販売本数60万本、シェア60%を獲得したい」と期待を寄せた。
同社 筆まめサービス事業部 事業部長 荻原義博氏 | はがきソフトの市場動向 | ユーザー満足度調査で多くの項目でNo.1を獲得 |
はがきソフトの市場予測と筆まめ販売本数の予測 | シェア60%を目指す | 今後は同社が発売しているソフトの連携も図る |
今後の戦略については、「我々が販売している地図ソフト「プロアトラス」、DTPソフト「パーソナル編集長」、はがきソフト「筆まめ」の相互連携を重視した、筆まめブランドの新製品を投入していきたい」とした。
発表会には、イメージキャラクタの内山理名さんも招かれ、筆まめについてのトークショーが行なわれた。内山さん自身も筆まめユーザーであり、事務所などで年賀状のやりとりに使っているという。司会が、内山さんの一番おすすめな機能をきくと「やっぱり“はがきオーダーメイド”ですね。これは送る相手によって文面が変わるので、上司や友達、同僚などにそれぞれ最適な文面を作成してくれるので、複数の相手でも安心して送れますね」とコメント。
また、筆まめの中で使っていて一番楽しい機能として“大人ぬり絵”を紹介し、「自分で塗ってから出したり、相手に塗ってもらうなど、PCでは実現できない楽しい年賀状作成ができます」とアピールした。
筆まめについて語る内山さん | 会場では内山さんが自ら年賀状を作成 | デザインが完成した年賀状 |
□クレオのホームページ
http://www.creo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.creo.co.jp/data/PRESS/now/2007/070913132449.html
□筆まめのホームページ
http://fudemame.net/
(2007年9月13日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]