AMDの高性能デスクトップPC向けデュアルコアCPU新製品、Athlon 64 X2 6000+（TDP 89W）が秋葉原のショップに出回り始めた。従来から販売されている6000+と内部クロック（3GHz）は同じながら、TDP（熱設計電力）が125Wから89Wに引き下げられたのが特徴。2次キャッシュメモリ容量は各コア1MBずつ（合計2MB）、対応CPUインターフェイスはSocket AM2となっている。最安値は24,601円で、調査時点の在庫ショップ数が11店と多く、今回から調査対象に加えた。

　一方、Intelからは、Pentium Dual-Core E2180（2GHz）の販売が開始された。低価格PC向けデュアルコアCPU、Pentium Dual-Coreシリーズの最上位モデルで、1MBの2次キャッシュメモリを搭載、CPUインターフェイスはLGA775に対応している。最安値は11,290円で、今回から調査対象に加えた。

　このほか、在庫ショップ数が少ないため、価格表には掲載していないが、Intelのワークステーション・サーバ向けクアッドコアCPU、Xeon X5365（3GHz、FSB 1333MHz）の販売も始まっている。2次キャッシュメモリ容量は合計8MB、対応CPUインターフェイスはLGA771で、実売価格範囲は165,800～170,100円（平均166,925円）。

　価格面では、Pentium Dual-Core E2160（1.8GHz）が平均686円（6.1%）下落したのをはじめ、デスクトップPC向けCore 2およびPentium Dual-Coreが続落。低価格PC向けシングルコアCPUのCeleron 400シリーズも平均2.6～7.8%下落しているのが目につく。また、Core 2 Duo T7700（2.4GHz）の最安値が前回比8,240円（12.1%）安の59,800円に急落するなど、モバイルPC向けCore 2も一部で大幅な値下がりを記録。一方AMDは、Athlon 64 X2上位モデルがやや下落し、販売開始から間もない6400+（3.2GHz）が複数のショップで30,000円割れとなっている。