ジャングル、はがき作成ソフト「筆ぐるめ Ver.15」
9月14日 発売 価格:3,380円~4,980円
ラインナップは「通常版」と「アップグレード・乗り換え版」の2種類で、それぞれにCD版とDVD版を用意。価格は通常版が4,980円、アップグレード・乗り換え版が3,380円。 「筆まめ」、「筆王」に続くパッケージシェアを持つ、はがき作成ソフト御三家の1つ。住所録作成と、はがき裏面のレイアウト作成が主な機能。開発コンセプトは「たのしく・かんたん・きれい」で、PC初心者や筆ぐるめ初心者でも使い易いソフトを目指しているという。 そのコンセプトに基づき、ユーザーが行ないたい操作を一覧から選択することで、次に行なうべき操作をガイドする「ナビ機能」と、現在選択している画像などのオブジェクトに対し、ユーザーが使用可能な動作を表示する「簡単補助画面」を搭載。初心者でもはがき作成を可能にした。そのほか、他社よりも約2万字多い旧漢字を収録し、より正しい名前の表示や、7つのフィルタによる画像補整ができる。 Ver.14からの強化点としては、フォントに連綿体の追加、イラスト&レイアウト集の番号による素材検索、宛名面への文章入力などが可能になった。連綿体は筆まめに収録されている2種類に加え、筆ぐるめオリジナルの1種類を追加している。 収録コンテンツは、イラストが23,200点(CD版は11,700点)、レイアウトが4,000点(CD版は3,100点)、例文数が1,970点、和文フォントが35書体、和文以外のフォントが107書体。 対応OSはWindows 2000/XP/Vista。
●ジャングルと共同で市場シェア30%を目指す
同日開かれた発表会では、富士ソフト 代表取締役専務の吉田實氏がはがき作成ソフトの市場を概説。 '86年に、筆ぐるめの前身となる初の毛筆ソフト「毛筆わーぷろ」を発売し、'93年には筆ぐるめ Ver.1を発売したことを挙げ、長い歴史を持つことを強調。Windows 95の発売以降、PC市場が拡大し、'98年には郵便番号の桁数増加にともないはがきソフトが乱立。同時にPC向けバンドルを開始し、多くのPCメーカーに採用されたことで年間バンドル本数約400万ライセンスを達成したという(バンドルでのシェア1位)。 一方パッケージシェアにおいては、クレオの「筆まめ」(43.3%)、アイフォーの「筆王」(31.2%)に続く3位(11.7%)となっている。そこでパッケージシェア拡大に向けて、ジャングルと提携し、営業力を強化することでシェアNo.1を目指すという。 戦略としてはバンドル本数での優位を元に、バージョンアップ版の購入を容易にするという。具体的にはアップグレード版として最安値の3,380円を設定することでユーザーにアピールする。 販売目標は2007年には前年比150%となる20万本、2008年には前年比120%となる25万本を目指し、3年後にはマーケットシェア30%以上を目指すとした。
□富士ソフトのホームページ (2007年9月3日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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