NEC、緊急地震速報のPC表示用ソフト「震前大使」
発売中 NECは2日、気象庁が10月より一般向けに提供する予定の緊急地震速報をPCに表示するソフトウェア「震前大使」(しんぜんたいし)を発売した。価格はサーバー用ソフトが945,000円、クライアント用ソフトが1台当たり21,000円。 緊急地震速報は、気象庁から配信される震源地、震度、規模(マグニチュード)の情報で、10月1日より一般向けに配信される予定となっている。地震発生時には、P波(初期微動)、S波(主要動)の順に到達するが、緊急地震速報は先に届くP波から震源地や地震規模を割り出すため、隣接地域には揺れが起こる前に情報が届くようになっている。 今回の震前大使は、緊急地震速報をサーバーが受信し、それぞれのクライアント(最大128カ所)に情報を再計算して再配信するソフトウェアシステム。地震の到達時間や震度の再計算を行なうことで、各地点への到達時間や震度を設定地ごとに表示できる。 また、ブザー、エレベーター、館内放送システムなどと連携できるよう、接点出力や連携用プログラムを用意。これにより、公共施設で注意勧告、警察署や消防署の対応の迅速化、緊急車両が閉じこめられないようにシャッターを自動で開けるなどが可能になるとしている。 □NECのホームページ (2007年8月2日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|