日本ビクター、容量8.5GBのDVD-RW DLメディア
8月下旬 発売 価格:オープンプライス 日本ビクター株式会社は、片面2層で8.5GBの記録に対応した書き換え型DVD-RWメディア「VD-W85A」を8月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1,400円前後の見込み。 片面2層の書き換え型で世界初となるDVD-RW DLメディア。容量は8.5GB、対応書き込み速度は2倍速、書き換え回数の目安は1,000回。VD-W85Aは同社のHGシリーズに属し、独自のハードコートを施してキズや汚れ、ホコリへの耐性を高め、長期保存に適しているとしている。 2層DVD-RW規格は2007年6月にDVDフォーラムで承認され、「DVD-RW for DL Ver.2.0」規格に対応するドライブで記録/再生できる。なお、7月3日時点で対応機器は販売されていない。 2層DVD-RWのディスク技術は同社が2005年4月に発表済み。2つの記録層を別工程で成膜し、それぞれの記録層面を正対させて中間層(接着剤層)で貼り合わせる「対向貼り合わせ(インバース・スタック)方式」を採用。これにより生産性を高め、現行設備で製造可能になっている。 また、各記録層の材料配分や厚さを最適化してジッターを低減。ディスクのエラーを抑えて信頼性を向上させた。さらに、独自の貼り合わせ技術と温度制御技術を組み合わせて、ディスクの反りを抑制。高速回転時の傾きおよび回転の安定性を確保できるという。 加えて、2層記録DVD専用に、記録溝形成の金属原盤「M2(Metal-Metal)スタンパー」を独自に開発。記録面の溝の幅/深さ/形状を2層記録用に高い精度で最適化したとしている。 □日本ビクターのホームページ (2007年7月3日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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