AMD、Radeon HD 2600/2400をカードメーカーに出荷開始
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Radeon HD 2600 XT |
6月13日 発表
日本AMD株式会社は13日、ビデオカードの製造を手がけるマザーボードメーカーに対して、Radeon HD 2600/2400シリーズの量産出荷を開始したと発表した。搭載品は、数週間以内にオンラインショップなどで発売される予定。
また、同じリリースの中で、Radeon HD 2600/2400シリーズに搭載される動画再生支援機能「UVD (Universal Video Decoder)」がRadeon HD 2900シリーズには搭載されないことを明確にした。
UVDは、従来トランスフォーム/ピクセル予測/デブロッキングに対してハードウェアによる支援を行なっていたのに加え、新たにビットストリーム処理/エントロピーデコードもハードウェアで処理できる専用ロジックで、バリュー~ミッドレンジクラスのCPUであっても、Blu-ray/HD DVDビデオのフルフレーム再生ができるとしている。
一方、Radeon HD 2900シリーズにはUVDは搭載されず、シェーダを利用した「UVA (Universal Video Acceleration)」と呼ばれる再生支援を行なうに留まる。これは、Radeon HD 2900と組み合わされるハイエンドシステムCPUでは、UVDがなくともHDビデオのデコード処理を十分にこなせるためという。
これらの製品の発表当初、同社はRadeon HD 2900シリーズにUVDが搭載されるとは明記しなかったが、搭載されないことも明確にしていなかったため、Radeon HD 2900もUVDを搭載するものとして受け止められていた。
□日本AMDのホームページ
http://www.amd.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~117976,00.html
□関連記事
【5月14日】AMD、「R600」ことDirectX 10対応GPU「Radeon HD 2000」シリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0514/amd1.htm
(2007年6月14日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]