[an error occurred while processing the directive]

COMPUTEX TAIPEI 2007会場レポート

【AMDプラットフォーム編】
AMD RD790搭載マザーやDTXマザーなど

会期:6月5日~6月9日(現地時間)

会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3
   Taipei International Convention Center



AMDブースでの展示

 AMDが投入する「AMD 790X(コードネーム:RD790)」は、AM2+プラットフォームをサポートするハイエンド向けの次期チップセットだ。COMPUTEX TAIPEI 2007では、多数のマザーボードベンダーが、同チップセットを搭載した製品を展示している。

 ここでは、AMD製CPUに対応するマザーボードについて、AM2+対応のRD790搭載マザーボードと、DTXなどのスモールフォームファクタ系マザーボード、その他の製品という順で紹介する。

●“QUAD CORE READY!”なRD790搭載マザー

 RD790は、AM2+プラットフォームに対応し、Athlon 64 X2/FXプロセッサ(HyperTransport 3.0)とDDR2-1066/800/667のメモリをサポートするチップセット。加えてPCI Express x16(Gen2)×2を備えてCrossFireをサポートするほか、Gigabit Ethernet×2やHD Audioを備える。

 Athlon CPUの後継で、AM2+プラットフォームの本命であるPhenomシリーズ(K10ファミリ)は、2007年第3四半期より順次リリースされる見込み。デスクトップ向けCPUのブランド毎のセグメントは、ハイエンドがPhenom FX、メインストリームがPhenom X4/X2、バリューがAthlon X2/Sempron。

 なお、RD790は次期チップセットのハイエンドに当たるが、その下位となる「RX790/RS790/RS740」を搭載した製品の展示は無かった。また、RD790は、サウスブリッジにSB700を採用すると見られていたが、多くの製品がSB600を採用している。

ASUSTeKの「M3A32-MVP Deluxe」。チップセットはRD790+SB600。CorsairのDDR2-1066メモリ1GB×2をオンボードで搭載し、パフォーマンスと信頼性を高めたのが特徴。メモリはOCにも対応する。 ASUSTeKの「M3A32-MVP」。前出の同Deluxeの下位モデル。オンボードのメモリは搭載せず、ヒートパイプも取り除かれている。
MSIの「K9A2 Platinum」。チップセットはRD790。同社のハイエンド向け製品で、チップセットにはヒートシンク/パイプを装備 ヒートパイプを取り除いた状態 ヒートシンクを取り除いて露出させたRD790
GIGABYTEの「GA-M790-DQ6 RD790」。チップセットはRD790+SB600。ヒートパイプとして銅製の「SILENT-PIPE」を装備。CrossFireによるVGA 4機の搭載も可能 DFIの「RD 790-M2K」。チップセットはRD790+SB600。チップセットの冷却にファンを装備。Gigabit EthernetはTeaming Technology対応。 ECSの「KA4 MVP」。チップセットはRD790+SB600。PCI Express x16対応スロット×3を備える。

●DTXなどスモールフォームファクタ

 AMDが提唱するスモールフォームファクタ「DTX」に対応したマザーボードを、AlbatronとASUSTeKが展示。DTXフォームファクタについては、最終的な仕様が5日(現地時間)に発表されているので、関連記事を参照されたい。底面積は170×200mm。

 そのほか、MSIが、HDMI/DVI/HDTV/24bit LVDS出力とGigabit Ethenet×2など、豊富なインターフェイスを備えるmini-ITXマザーボードを展示した。なお、同社は、現在のところDTXフォームファクタを投入する予定は無いという。

Albatronの「KD690-AM2」。チップセットはAMD 690G+SB600。ソケットAM2に対応し、メモリはDDR2-667/533対応SO-DIMMスロット×2。拡張スロットはPCI Express x1とPCIで、インターフェイスはHDMI/DVI/D-Sub15ピンなどを備える ASUSTeKの「M3A-MX」。チップセットはRD790+SB600。AM2+対応のDTXマザーボード。DDR2-800対応スロット×2を備える。インターフェイスはD-Sub15ピン、USB×6などを備える MSIの「Fuzzy 690T」。チップセットにRS690T+SB600を採用したMINI-ITXマザーボード。インターフェイスはHDMI/DVI/HDTV/24bit LVDS出力、Gigabit Ethenet×2などを備える

●そのほか

 そのほか、すでにリリース済みの「GeForce 7050(MCP68)+nForce 630a」やその下位の「同7025+nForce 630a」のほか、AMD690Gなどのチップセットを搭載したマザーボードが展示されていた。

MSIの「K9A-GM3」。チップセットはAMD 690G。HDMI/DVIを装備 GIGABYTEの「GA-M68SM-S2」。チップセットはGeForce 7025+nForce 630a。HDCP対応DVIを備える Foxxconの「N6PM-S」。チップセットはGeForce 7050se + nForce630a。DVIとTV出力を備える
ECSの「AMD690GM-M2」。チップセットはAMD 690G+SB600で、フォームファクタはmicroATX ECSの「KA3 Deluxe」。チップセットはAMD 580X+SB600 MSIの「K9AGM3 Digital」。チップセットはAMD 690G。HDMI/DVIを備える

□COMPUTEX TAIPEI 2007のホームページ(英文)
http://www.computextaipei.com.tw/
□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~117835,00.html
□COMPUTEX TAIPEI 2006レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/link/computex.htm

(2007年6月6日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
お問い合わせに対して、個別にご回答はいたしません。

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.