IBM、世界最速CPUを謳う「POWER6」
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POWER6のダイ |
5月21日(現地時間)発表
米IBMは21日(現地時間)、サーバー/スーパーコンピュータ向けプロセッサ「POWER6」を発表した。
最大動作周波数4.7GHzのデュアルコアプロセッサ。製造プロセスは65nm SOI、トランジスタ数は7億9千万以上、ダイサイズは341平方mm、L2キャッシュ容量は8MB、L3キャッシュ容量は最大32MBで、2個のメモリコントローラを内蔵する。
前世代のPOWER5と比較して、消費電力は同等に抑えつつ、CPUクロックを約2倍に高速化。また、UNIX向けプロセッサとして初めてハードウェアによる10進浮動小数点演算機能を搭載。POWER6を8基(16コア)搭載した「System p 570」は、SPECint2006、SPECfp2006、SPECjbb2005、TPC-Cの4つのベンチマークで世界最高スコアを出しており、同社では世界最速のCPUとしている。
□IBMのホームページ(英文)
http://www.ibm.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/21580.wss
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【2月15日】【ISSCC】IBMの次世代プロセッサ「POWER6」の全容
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0215/isscc04.htm
(2007年5月22日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]