日本のIT投資への意識は世界最下位、ガートナー調べ5月17日 発表 ガートナー ジャパン株式会社は17日、世界21カ国の企業のIT投資に関する調査・分析結果を発表。7つの指標から算出した「国別IT投資マインド・ランキング」で、日本は大きく差をつけられ最下位となった。 これは、IT投資に対する姿勢を把握するために重要と考えられる7つの項目を共通指標として、各国の企業に対して調査・分析を行ない、数値化したもの。ガートナーが指標とした項目は表1の通り。
21カ国のうち、北欧4カ国(デンマーク/フィンランド/スウェーデン/ノルウェイ)、スペイン/ポルトガル、オランダ/ベルギーはそれぞれ1つの国として扱われているため、ランキングは16カ国でのものとなる。7つの各項目で、1位に16点、2位に15点と続き、16位に1点と得点を与え、7つの総合点でランキングを集計。最大得点は112点、最少得点は7点となる。 総合得点のランキングは、1位がインド、2位がシンガポールと続く。日本は7項目のうち、4項目で最下位、2項目で下から2番目、総合得点は13点で世界の最下位。15位のイタリアは43点で、大きく水をあけられている。 ガートナーは、日本は合理的なIT投資を実施しているため、投資の遅れている新興国との差は一線上で比較できないが、米国が60点で8位とまだまだ旺盛な投資意欲があることから、「5年後に日本がIT先進国でいられるか、大きな疑問を投げかけている」としている。
□ガートナー ジャパンのホームページ (2007年5月18日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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