NEC、3次元表現が可能な磁性体塗料をノートPC天板に採用
7月以降より順次採用
NECは、光の当て方によって模様の明るさが変化し、3次元的に見せかける磁性体塗料を7月以降出荷のノートPC「LaVie」シリーズに順次採用する。 塗装は素材面から順に、プライマー、磁性体塗料、クリアコーティングの3層からなる。磁性体塗料は、コバルト/鉄/ニッケルを含んでおり、磁界を加えると模様が生成する。磁界によって金属粉の傾き具合が変わり、プライマーの色が浮き出方も変化する。 この塗装方法により、光を当てる角度で塗装の色も微妙に変化し、奥行きのある3次元的な塗装表現が可能になる。これまで同技術には強度や寿命の問題などがあり、採用を見送っていたが、今回これらの課題を解決したことにより、製品化することとなった。 塗装の採用は、7月より出荷される「LaVie G タイプL ベーシック(s)」から始める。当面はNEC Directのみでの販売で、BTOオプションで選択可能となる。模様デザインは当面1種類のみとなるが、色は複数色用意する予定としており、詳細は後日発表される。 また、そのほかのモデルにも順次採用していく予定で、模様のバリエーションも順次増加させるとしている。 同じく3次元的に見せかける塗装を採用する製品として、ロジクールの光学式マウス「MX-510」が、「リフレクティブホログラフィック」と呼ばれる技術を採用している。
□NECのホームページ (2007年5月14日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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