IDF 2007 開催前日レポート会期:4月17日~18日(中国時間) 会場:Beijing International Convention Center Intel Developer Forum(IDF)が4月17日より開催される。すでにニュースなどで報じられているように、今回のIDFは、米国ではなく、中国の北京での開催である。
場所は、北京市内にある通称「BICC」こと「Beijing International Convention Center」である。現在、北京市内は、オリンピックに向け、会場建設の真っ最中である。このBICCからもメインスタジアムが望め、また、市内のあちこちで工事が行なわれていた。そうした背景があるせいか、北京全体に、活気のようなものが感じられる。 今回、IDFが中国で開催されたのは、中国の成長が著しく、開発者も増えてきたため、首都北京での開催を決定したのだという。それと同時に、米国で年2回開催されていたIDFを年1回としたため、サンフランシスコの代わりに中国で開催されていたように見えるものの、そういう意図ではないということだ。 これまで、米国で開催されたIDFのあと、その規模を縮小して、各地で行なうIDFがあり、上海などでも開催されたことはある。日本でも、年に1回ながら、IDFは開催されてきた。 しかし、これはすでに米国で開催されたあとになるため、情報的にはすべて公開済みのものばかり。ところが、今回の北京IDFは、2007年最初のIDFであり、位置付け的には、米国で開催されたIDFと同じといえるものだ。 物価の差などから、中国から米国へいくのは、中国国内からみれば、かなり高額であり、開発者もそうそう簡単には米国のIDFには参加できない。しかし、中国国内の開催であれば、中国国内の多くの開発者や、PC関連企業の参加が予想される。実際、展示会場などはかなり広く、また、このIDFを取材する中国国内の新聞社や出版社なども100社を越えるという。
オリンピックとは直接的には無縁なPC/IT業界だが、オリンピックに向けた活気の中で、Intelの開催する業界では主要なイベントが北京で開催されるということで、現地メディアの報道も多少加熱気味だった。事前のプレス向け説明会でも、話者が話し始めると、カメラを持って演壇の前に人が集まってしまうなど、米国や日本ではあまり見られない光景があった。 開催前日の今日は、そのそばにあるホテルで、プレス向けの説明会が開催された。 17日からの基調講演などを控え、話題の中心は、Intelの中国国内での活動などがメイン。また、新技術や開幕以降に発表されるものに関しては概要が示されただけだった。 17日からはコンファレンスや基調講演などが本格的にイベントが動き出す。今回は2日間の短縮された日程である。次期マイクロアーキテクチャとなるNehalemについて詳細が発表され、それが今回の目玉になると思われる。 □IDF 2007のホームページ (2007年4月17日) [Reported by 塩田紳二]
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